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「感謝だよね」に違和感を感じたあなたへ

こんにちは!
子ども時代に純度100%の好奇心で「なんで感謝せないかんの?」と聞き、「なんでそんなにひねくれているの!」とめちゃくそ𠮟られたというひねくれ選手権準優勝の過去を持つだいすけです。

今の世で”普通”、”当たり前”、”常識”とされていることに、なんでだろう?と探求心や好奇心を持って周りの大人に質問した結果、「ひねくれ者」という称号を手にしたのは僕だけではないはずです。そうだと信じたい。

そんな称号のお墨付きがあってかは知りませんが、不登校・引きこもり・ニート・自殺願望と世の普通に馴染まないと見せかけつつ大学まで進学→中退したという普通にも異端にもなり切らないという中途半端な経歴を持っています。

ふざけた自己紹介はこの辺にして本題に入りましょう。


「感謝だよね」、「感謝です」とありがたいと思うことはなんら悪いことではない。そればかりか感謝した時のあったかい気持ちって幸せすら感じます。

だと言うのに、「感謝」されても、なんだかスッとしない。
「感謝」を伝えても相手と信頼関係が深まった感じもしない。
「感謝」しているはずなのに、イライラする。もしくは疲れる。

そんな違和感やモヤモヤを感じたことってありませんか?

それは、感謝にも種類があるから!

感謝の使われ方を見ると、一口に「ありがとう」と言ってもそこに含まれるものには大分違いがありますね。その違いを知らずして”感謝”という一括りにした時に削がれたり過剰に増えたりするものがあるから違和感を感じるのではないでしょうか。

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そんなわけで、感謝を斜め45度から考察し「感謝の五段活用」と称したその結果をご紹介します。

◎感謝の五段活用

①イチモツカンシャ
意味:全然そんなこと思っていないのに言葉では感謝と言うこと。
効果:相手の心象を悪くしない・その場の和を乱さないと思えることで自分の心象がいい。
デメリット:言葉だけ感謝と言っていると思って心象悪くする人もいる。言葉と思考に違いがあり、自分に噓をついているので、自分との信頼を紡ぎにくい。

②スイソクカンシャ
意味:相手がしてくれた行動で自分が恩恵を受けた場合に、相手の動機や思惑を都合よく捉えること。(きっと○○さんは私が助かればと思ってしてくれたのだろう)と相手の思惑や動機が推測の域を出ない。
メリット:自分は恵まれているんだと幸福感を感じられる。
デメリット:推測が違った場合は裸の王様状態になる。一見、相手に興味を持っている様に思えるが自分の妄想に過ぎないので、人と信頼を紡ぎにくい。

③オモイコミカンシャ
意味:相手の良い面や自分が受けた恩恵だけに焦点を当てることでその他の不平不満はなかった様に思い込むこと。「○○さんは私が辛い時に助けてくれたから感謝してるんです」など。
メリット:一定期間は相手への不平不満を感じない様にできるので穏やかになる。
デメリット:自分の不平不満を押し込むので疲れたりイライラしたり不調をきたしやすい。長期的にみるとしんどいことも。

④トニカクカンシャ
意味:「とにかく全部に感謝」、「世界は私を受け止めてくれている」と現実や自分とを切り離している。こうなると一種の現実逃避状態になっていることもある。
メリット:めっちゃ感謝感は湧きとても至福。
デメリット:現実とのチグハグが生まれる。そのチグハグを埋めるためにオモイコミカンシャが併発することもある。

⑤イツクシミカンシャ
意味:相手の思惑や動機、背景や前提が自分とは違うと知っている。その違いで対立するのではなく、慈しみが湧いている状態。
効果効能:違いを受容しているのでとても穏やかでいる。
副作用:違いが明らかになるのでいつでもどこでも慈しみとはならないこともある。


あなたはどの活用が多かったでしょうか?
そして、今後はどの活用を多く過ごしていきたいですか?
活用に違いがあると知って過ごすことで、少しでも余裕を持って人と関わる時間が増えると嬉しいですね。


「感謝」されても、なんだかスッとしない。
「感謝」を伝えても相手と信頼関係が深まった感じもしない。
「感謝」しているはずなのに、イライラする。もしくは疲れる。

その原因は自分と相手との「感謝」の活用に違いがあったり、活用に含まれる相手側の考えが分からなかったりと、自分と相手との違いを知らずに関わりを持つことにあります。

自分と相手の違いは、自分の「感情」を知るところから始まります。



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