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MOTTO 知りたい 春ツアーin札幌

ようやく雪解けを終え、春を迎えんとす北海道の地にもモーニング娘。さんがやってくる、MOTTO MORNING MUSUME 春ツアーに参加してきましたので、その感想録を残していこうという内容になっております。(という書き出しで放置してしまったせいでもうすっかり惜春の頃となりました)

以降はセットリストなどのネタバレを含みます
ご注意を






はじめに


 本当にこんなハズジャナカッター!な感じにじわじわ小田さんの魅力に堕とされ、日々モーニング娘。さん、ひいてはハロー!プロジェクトさんの歴史について学んでいる今日この頃。
 三次元のアイドルやその文化に触れる何もかもが初めての経験で未知の出会いに楽しさもあり、またおよそ半年も見ていればほどほどに清濁併せ呑んだところで、私は今後の身の振り方を考えていました。
 前回は「譜久村さんにお会いできるのは最後!?」「小田さんの歌を一度でいいから生で聞いてみたい」「モーニング娘。さんのライブを体感する機会はもう来ないかもしれない」なんて勢い任せに参加を決めました。

 (そんな感想はこちらから)

 しかし以前より様々な情報を目にし、自分の気質も考えるとおとなしく自宅で円盤鑑賞会している方が合っているのでは?という感情が募り、ギリギリまで行くかどうか悩んでいました。
 作品や芸術なんかに触れるときに、それを自分の中に浸潤させて思考を巡らせたり、それを受けて抱えるであろう感情に呑まれない余裕があることを前提に私は鑑賞することを意識しています。それが今、こんなモヤモヤした状態でモーニング娘。さんのコンサートに参加して失礼じゃないのか、とか。私はみなさんがお見せくださるパフォーマンスを受け止めるだけのキャパがあるんだろうか、なんていう答えの見えない脳内会議を1人で開催。
 感情も、行動も、自分で納得できるところを探し求め、結局行くことにしました。

 最後の決め手はインスタのこちらの動画を繰り返し見て「小田さんがきてって言ってる」(※私には言ってない)と暗示をかけました。こういう私のような性格の人間にこうかはばつぐんだ!
 あんなに不安でいっぱいだったのに、行ってしまえば楽しくて仕方がなかったので、単純ですね。


 セットリストから一曲ずつ見ていきます。ご紹介いただいたこちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

 初見の曲には⭐︎を付けておきます。一部敬称を略しております。ご了承ください。



One・Two・Three

 イントロ、最初の電子音で来たぞ!と血液が頭にぐわっと集まる感覚がはっきりわかります。
 できる限りセットリストのネタバレを踏まないようにして臨んではいたのですが、ハロステの通知でこの曲が入っていることを知っていた自分。心の準備もバッチリです。
 初めのフレーズで「100万ドルの夜景よりも」と歌い始めて衝撃。
 やっ、山﨑さんなんですね、そこ!?
 ここで察してしまいました、私。
 パンダさん、カメラマンさん、パンダさん、準レギュさんになるのでは……?
 この文を書いている私ひとのこは小田さんと山﨑さんのコンビが大好き(北海道ZDOから入ったので)。そして『やまざきめいのパンダさんだいすき!』をこよなく愛しているので、このお三方の組み合わせに並々ならぬ思い入れを抱いています。
 最高、この時点で来てよかった。
 ここが私のピークになるかもしれないと初っ端から思いながら聞き惚れていました。
 そしてフルサイズで歌われたのでかねてより聞き及んでいたあの生田さんの「る」が聞けたのも嬉しかったですね〜!

Wake-up Call 〜目覚めるとき〜

 ライブでは定番になってくるのかなというところのこちらの曲。BPMが増し、盛り上がりも加速していきます。
 個人的にこの曲での「多面性を持った生き物」の小田さんのダンスが好きなのですが、YouTubeに投稿されているMVだと映ってないので見逃さないようにガン見していました。
 ラップパートは野中さんとでやっぱりアクセントとか音の響きのニュアンスは変わるものだなぁと聞いていて面白かったです。

Happy birthday to Me!

 暗転して、次の曲の場位置に立ったなといったところで櫻井さん、北川さんがセンター、……ということは!と察することができた自分の進歩に感動しました。何がくるかわからなくて全てに身構えていたあの時の自分とは違うぞ!と謎に誇らしくなります(かえって注意力散漫になっているかも)。
 この曲の自分の中のイメージって、木簡を広げたり巻物を解くような入りから、高跳び前に鳴る手拍子、縦横無尽に手足を振り払って進むみたいな感じで。なんとなく若さのような、下の期のエネルギッシュなパワーを強く感じているので、この並びで聞けたのは想定外でした。想像の範疇を超えてくるとさらにワクワクして来ますよね。

HEAVY GATE

 二階から見ることのいい点は立ち位置が奥になった時でも上からバッチリ見えるところだと思うんです。あの一文字ずつ区切って歌うところで足でリズム撮ってるところとかもしっかりこの目で捉えられましたし。
 そしてサビの指さす「孤独ガリータ」でちょうど私が座っている位置に小田さんの指先が向く位置で、「こっち向いた!アッまた向いてしまう!」と謎に焦っていました(私の延長線上で座っている方はみなさんその状況なはず)。2番で向こう側行った時の安心感はなんなのでしょうか。推しがこちらの方向を向いただけで取り乱さないようになりたいです。

ギューされたいだけなのに

 私この小田さんのダンスがまぁ〜好きなんですよ。
 すっごい小田さくらしてませんか?
 反り立つ壁もびっくりの腰から背中にかけてのしなやかな勾配、指先、首の角度……嗚呼、エンドレス小田さくら。

⭐︎私のなんにもわかっちゃない

 衝撃。衝撃の一言に尽きます。
 こちらの曲自体聞くのもこの場が初めての自分。最初に受けた印象としてはRPGの3つ目あたりのステージに使われそうなバックの音だなぁという感じだったのですが、歌唱に入ってリズムと音を刻む刻む。「うわぁ〜!ハロプロさんって感じ!!」になって、めっちゃ楽しい。
 そしてですよ、サビに入って山﨑さん!?テンポが変わって刻んでいた音が伸びやかになるんですけど、キレがすごい。そして次は小田さん!?何も知らないのに本懐を果たしたような充足感。山﨑さんに「女なら感覚でわかるだろう」と歌われる時の謎めいた未成熟さの中にある等身大の決意とか信念もよし。小田さくらに「女なら感覚でわかるだろう」と言われる有り余る説得力もよし。一度で二度美味しい。
 ここでおさらいなのですが、私はこのお二人の組み合わせに並々ならぬ愛着を抱いています。もう目が足りない、心臓もあと5倍は頑丈にならないと動悸に耐えられないかもしれない、この感情を処理する脳の性能も追いついてない。
 早くも二度目のピークを迎えて気をやりそうでした。

青春小僧が泣いている

 そしてここでくるのかこの曲!と熱くなってました。

 『青春小僧が泣いている』は歌詞のメッセージ性が好きで、とびきり丁寧に歌詞考察した覚えがあります。
 器用そうに見えて不器用、とか。大人に見えて子供な心、とか。癇癪を明け透けに出すことはないけれど、サビのダンスのステップで内包している自己への苛立ちもどかしさが隠しきれていない。思考のエネルギーが内側に向いて向いて、さあ充填完了。あとは自分で解き放つだけ、みたいなイメージなんですよ。
 うん、よかった。
 この曲の落ちサビで歌ってないときに小田さんが足でリズムを刻み続けていたのがとても印象的でした。スポットライトが当たっているわけではないのに、だからこそなのか。


KOKORO&KARADA

 個人的、実際に聞いてみたいリスト筆頭候補入りだったこちらの曲。見られて本当に嬉しかったです。
 まずオケが好きなんですが、それに加えてこの詞は自問自答するような要素が多く含まれていると思うんです。実際に生で見て、どんな解釈の表現を持ってくるのかがとても気になってました。
 前の曲とのギャップもあり、泰然として見えましたね。精神の到達の深さ海底二万里。想像よりはるかに穏やかな雰囲気に変わったのが印象的でした。この歌の主述はどこに向けたものだったのかなぁ。
 そしてシンプルに「これは踊りながら歌うものではなくないか?」と思っていた曲だったので、ほんっとーにびっくりしました。あの高音当たるんですね……。プロだ。

⭐︎私の魅力に気付かない鈍感な人(井上、弓桁)

 前回のツアーと同じく、MC明けは17期さんからスタートとあって、ほのぼの。曲がとっても可愛い!
 ここでの印象は弓桁さんのダンスに目を惹かれるな、と井上さんが楽しそうに歌われるな、でしたね。 数ヶ月でこんなに成長を感じることがすごい。これが若さというやつか......。たくさんのことを吸収してぐんぐんやれること、やりたいことを伸ばして行って欲しいです。

⭐︎この愛を重ねて(小田、野中)

 初めて聞く曲が続きます。イントロを耳にしてのイメージは穏やかな天気の下でお散歩している感じ。そんな頭の中で「幸せな風吹く ある日曜日の午後」と情景説明が入ってきてその後に「腕組んで〜」ときたから、なるほど!デートだったから音が弾んでたのか!と合点がいきました。
 小田さんのリズムの取り方もるんるんだったし、動きが逐一かわいい。なのに音の響きの深みだったりはすごい。
 音楽的なことに関しては門外漢なので語れませんが、この曲の世界観は小田さん好きそうだな、共感されやすいのかなと思って見てました。
 愛というものが特別なものではなくて、日常を分かち合うこととして表現されてるのが素敵です。もしかしなくてもつんくさんの書かれた歌詞だなと察しましたし、サビで「平和」が出てきた時点でもう確定演出です。
 なんか......正直に話しますとですね、あまり見ていられなかったんですよ。その場で見ているとき、勝手に小田さんが愛しい誰かを想ってデートしている情景がそこにあるような錯覚を起こしてしまって (誤解ないよう念のためにお伝えしておきますが私はリアコではないです)。だってそんなん見たらダメなやつ、アイドルの推しのプライベートなんぞ一生見るつもりなんてないんだから!だけど愛を受けて幸せそうな推しはとびきり可愛いので、情緒がぐちゃぐちゃだし現実と想像の境界もめちゃくちゃ(平常はちゃんと分別ついてます完全に曲に呑まれたやつ)。
 なのにはっきり見えた「頬にキスして」と歌う小田 さんがご自身のほっぺたをトントンってしたの。なにあれずるいよ....... しかも前の歌詞が「ねえ 今夜も愛してるなら」なのにですよ!?そこから条件指定頬にキスって、なんなの....... ずっとキスしてキスして言ってるし(言うまでもありませんがそういう歌詞です)。
 全編通して私が最も冷静さを欠いていたのはここです。DVD出たらしっかり表情とかも確認したいですね。

⭐︎情熱のキスを一つ(生田、羽賀、北川)

 おもむろにステージ上に椅子が置かれてまず脳内は 「?」です。そして、ふむ、座って。ほわぁ〜おっとなぁ!
 その空気感を醸すことに躊躇いも迷いもないところ が輪をかけて大人ポイント高めですね。前の曲のメンバーとはまた別ベクトルを見られて面白かったです。
 後に調べたのですが、オリジナルメンバーは高橋さん新垣さん田中さんなのですね(すごい贅沢な並びだ)。なるほどだから新垣さんがお好きな生田さん、 田中さんのファンだった羽賀さんの選出なのかと1人納得してました。北川さんは高橋さんのフェイクパートも堂々と歌い上げられていて気合を感じましたね。

⭐︎私のでっかい花(石田、牧野、横山)

 なんだかわからないけど石田さんとても生き生きしてて楽しそ〜!こっちまで嬉しくなる!
 というのが見てたときの感情だったのですが、こうして終わった後に調べるとこちらの歌は石田さんがオリジナルメンバーのアルバム曲?だったようです。
 MCで横山さんがお話しされていましたが、お二人にかっこいいよ!大丈夫!と励まされながらパフォーマンスしていたとのことだったので、このパートは田中さんのものだったのでしょうかね。すごい緊張感が声からも伝わってきていたのでプレッシャーの中で最大のものをお届けいただいているんだなと胸打たれました。
 牧野さんは本当にいつでもニコニコで全力でまさに大輪のでっかい花のよう。

⭐︎私の時代(岡村、山﨑、櫻井)

 動くたびにキラキラのエフェクトがかかるような爽やかさ。
 18歳の同い年トリオが「私の時代」を歌ってくれる のよくないですか〜!?(いい!)『みんなついといで』って言ってる〜!
 まさにこれからの時代を作っていく立場にあるメンバーさんが青春ど真ん中のような詞を歌うことに昂まります。
 言及しておきたいところだと、ここでの岡村さんのダンスです!一つ一つの形が綺麗というか、映えるんですよ。これはぜひ映像化されたときにコマ送りで見たいやつだなと思ってました(気持ち悪いことを言っている自覚はありますがオタクはみんなやるやつですよね……?)。
 あとファンの方の声援もすごく盛り上がってたなあ。

⭐︎Loveイノベーション(生田羽賀北川小田横山井上)

 もうわらわらっとメンバーさんたちが出て来た時から「可愛い曲だぁ〜」となってて、小田さんの姿を確認すればもうなんか頭が混乱するんですよ。さっき最後に見た時は大学から付き合ってきた彼氏とアラサー入ってあとはあなたからのプロポーズ待ってるだけなんだけどな、みたいなお顔してらっしゃったじゃないですか、ねぇ!!!!
 だというのに、こっちのは小田さくらちゃんの風味の小田さくらさんになっていて、今してる恋が楽しくてしょうがない抜け駆けって言われてもいいからこのアピールであいつを落としてやるんだから、みたいな可愛さ出してくるんですけど、ねぇ!!!!
 ギャップが激しすぎるんだよ……感情が周回遅れ……。
 ぴょんぴょんしている姿に胸がドキドキ。喜怒哀楽がコロコロ変わる表情。言い方がアレですけど、それかわいいって分かってやってるでしょ!?確信犯だ!!
 まぁ〜〜これは小田さんを推しているものの宿命として甘んじて受け入れましょう。
 手玉に取られている、翻弄されている、それもまたいとおかし。

⭐︎色っぽいじれったい(石田野中牧野岡村山﨑櫻井弓桁)

 えっ、なになに急に何か囁き始めたんですがどういうこと??櫻井さんちょっと。
 と、呆気に取られているうちにラテン、ここは異国の地……?待って待って、今集中するから。ダンスもこういうテイストはモーニング娘。さんではあまり見ないし激しいな。歌詞の思考回路が飛び飛びで何考えてるのか、あれあれ。

 SEXY ISLANDってなんなんだよーー!!!!

 ラブソングの皮被ったトンチキなのか?ゼェハァしながら目だけはちゃんとメンバーさんを見てなきゃとショート寸前。……ん?今なんて言った?
 色っぽいビスケット????本当に????

 閑話休題。
 アイドルが表現するセクシーさの塩梅って難しいと思うんですよ。露骨になりすぎたら敬遠されてしまうし、だからといって曲の主題を全く無視したキュートさに走るのも世界観が成立しなくてアンバランスになる。
 その点、最年少ながらとても様になっていた弓桁の朱琴さんは目を惹かれましたね。身長だけでいえば上から数えたほうがもう早いのかな?スタイルもいいですし、自分の中の「それっぽさ」を出すことにまっすぐな感じがよかったです。
 櫻井さんはやりたいことが明確なのが見ていて爽快ですね。出来る女って感じでさすがです。前見た時は大富豪の8でこのツアーではJまで汎用性上げてきたな。というところ。
 全体的を見たときに個人的にはヘルシーなイメージを持つメンバーさんの組み合わせだったのですが、歌詞を聞いていたら単にセクシーさに振った曲じゃなくて四コマセクシーって感じだったので、これもまたいいなとなりました。
 ただ欲を言えば本命セクシー担当(なのかはわからないが)我らが小田さくら師匠はこの曲どう歌って踊ってくれるんだろう。見たい。探せ。そう、夢の島SEXY ISLANDを——。

なんざんしょそうざんしょ(全員)

 この曲はなーんも考えずにみなさんの可愛さを受け取れるので好きだったりします。私の心のブレイクタイム。
 色々ありすぎたんです。初見の曲が立て続けだったので癒されていました。

メドレー

 コンサート参加2回目にしてようやく気づいたのですが、メドレーの繋ぎはその都度作られているんですね。
 これがま〜あ、かっこいいんですよ!!まとめてインスト音源売ってほしいなというレベルで好きです。
 そしてやっぱりメドレーは情報処理反射神経を試されているようで、あまり覚えてられないので感想は箇条書きで行きます。

よしよししてほしいの

・よしよしペア横山さんと一緒だと思って見るの楽しみにしていたら単独?(違ってたらごめんなさい)
・CD音源と解釈変わられたんだな、とわかる歌い方だった、表情も

SONGS

・イントロでまさかのだったのでとても喜んでた、好きなんだよなぁ
・ダンスこんなだっけ?と思っていたら、見たこっちがオリジナルのようだった(ひとのこは石田さん小田さん加賀さんでやられていたSONGSのダンス動画が初見でかつそちらをずっと見続けているのでそれで覚えてしまっていた)

TOKYO という片隅

・太古よりオタクは背中合わせの構図に目がないとされているのである……(ここ櫻井さんと小田さんなんですね、沸き立ちました)
・ここの生田さんと小田さんのダンスからの次曲への運びが最高

君さえ居れば何もいらない

・小田さんにこれ歌われると勇気が出る、ほんとに

Teenage Solution

・ここでこの曲来るのね!?というインパクトが大きかった

純情エビデンス

・Aメロのところでポーズ?を決めるところが毎回完璧に計算され尽くした小田さくらでしかない
・ここの終わりに生田さんがアクロバットしてたはず、多分(自信があまりない)

What is Love?

・やっぱり盛り上がるし、メンバーさんとファンが一体になってる感じがいいな

メドレー終わり

Are You Happy?

 ビジョンにバッチリウインクがキマった牧野さんが映って「こ、これは!」と期待感。
 実はこの曲に入る前、場位置に着く際に小田さんが躓いていたんです。山﨑さんが支えられて事なきを得ていましたが(あぁっ!となった矢先にお二人が視界に入ってきて心配から喜びの感情ジェットコースター)大丈夫かな……と内心ハラハラしていたのは杞憂でした。やっぱり小田さくらは凄かった。曲が始まればそんなことを感じさせない全力を見せてくださる。

君の代わりは居やしない

 MVでは見てたけど、聞きたかったこのフレーズもあのフレーズもと、とても贅沢な気分になりました。
 推しに『君の代わりは居やしない』って歌われる以上に心強いことがあるだろうか、いやない(反語)。明日からも強く生きていける、そんなパワーをチャージしました。
 ですがね、私にとってはまさに小田さんこそが君の代わりは居やしない存在なんですよ。

Password is 0

 後半この曲入れてくるの攻めてるな〜という心境。
 だって早いわ飛ぶわでだいぶ体力持ってかれそうなんですもん。
 実際踊ってみないことには疲れる度合い?も見たときと違うのかもしれませんが、それでもやっぱり歌いながら踊るを体現されてるのは何度見てもすごいなと思うわけです。

わがまま気のまま愛のジョーク

 ついに!念願の!小田さんの「愛されたい!」を聞くことができました!
 生で聞くとより強く印象が感じられて会場に来た意義を感じました。小田さんの「愛されたい!」には依存の色が見られないのがお強いなと思うんです。何かに縋るんじゃなくて、高みにいる存在がそうあるべく求めている、みたいな(ちょっと何言ってるのかわかんないですよね)。
 ここにきて改めてなんですけど、やっぱり声量も精度も段違いなんですよ。すごい、圧巻。
 私は曲を聴くときに【インストの雰囲気/メロディー(歌)/歌詞】に分けて精査することが常なのですが、小田さんは中でも最後に挙げた歌詞が聞き取りやすいんですよ。その理由として入りの音を必ずマイクに乗せてらっしゃるからかな、と感じています。初見の曲のときにこれがとーっても助かるんだ。


アンコール

HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~

 これひなフェスでやってたやつだ〜!!
 聞いたときすごい石田さん!!(ここからは私のターンだ!の勢い輝きが増したので)って感じたんですけど、ファンの皆様的にもそのイメージが強いのでしょうかね?歌のパート的にも石田さんと小田さんの分量が多いですし。
 会場が温まりきったところに投下されるマイクチェックにはファン側も盛り上がってました。
 ここの小田さんちょっとガラ悪くなるのが最高。ちょっと姿勢落としたりしてたから前の方いいらした方とか無事だったんでしょうかね、イケ散らかしている小田さんと視線衝突事故によって意識が還らぬ人になっていないか心配です。
 あとここで飛ぶときの牧野さんの滞空時間が異常で思わず視線が持ってかれました。
 そしてお教えいただいたのですが、幻覚だと思っていたサングラスをかけた生田さんもここでの登場だったようでした。

Be Alive

 終わらないでくれ。そう思いながらもやってきてしまった。
 それがこの曲であることはもうハロステで知ってしまっていたんですけれども、やっぱり特別じゃないですか。小田さんを推している方なら誰しもそうなんじゃないかなと思うんですけど。
 聞くことが叶う喜びと、ここまで見てきた感動に胸いっぱいになって、潜めた浅い息で、静かにその時を待っていたら「歌ってください」と言われてパチンと意識が弾けました。

 ウタッテクダサイ?

 それは聞いてないぞ待ってくれ。これはファンが歌うような曲なのか、知らなかった。そんな話だったら予習をしておくべきだったと後悔。そもそもモーニング娘。さんの曲を歌うにも、そして小田さん推しとしてこの曲を歌うということに関して私の“覚悟“が足りていない。自分の歌に込める曲の大意。まずリズムと音を無意識にでも取れるようになってない状態で自信を持てないから余計な感情が介在してそれがブレる。対策となる練習はしていなかったので課題がクリアできていない。負けだ、いつどんな時でも求められたときに“行けます!やれます!”という心構えでいられなかった時点で私に歌う資格がない。
 もとよりメンバーさんの歌を聴きにきているのに、自分が歌ってどうすんだ。の精神で歌いませんでしたが(この間10秒)。

 小田さんは、モーニング娘。そのものでした。
 やっぱりステージに立つ小田さくらさんが1番輝いていて、私が見たい姿はこれなんだなと静々と胸に収め、その光景を目に焼き付けました。

小田さくらさん


 今回のツアーでの小田さんの感想を一言で述べるとすれば、モーニング娘。を体現している
 終始印象的だったのはリズムをこれでもかというくらい意識されているな、というところでした。それは小田さんにとってずっとそうなのかとは思いますが、前回のツアーから比較したときにより顕著だったように思います。小田さんが歌われていないとき、しゃがんでいるとき、体のどこかで必ずリズムを拾ってます。

 モーニング娘。といえばでまず出てくる16ビートだったり、直向きさ、どの瞬間でも自分の表現の世界の主役を全うする。そんな覚悟のようなものを肌で感じてヒリつきましたね。まだお見せいただけるのか、その向上心を。
 歌の巧拙、良し悪し、好みというのは判断する人によって千差万別。どう評価するか、感じるかは人それぞれ。私がことあるごとに小田さんに付けられる『歌姫』をあまり多用しないのはここにあったりします。メンバーみなさんモーニング娘。であるためにファンの想像では及ばないようなの努力や苦悩をされていることと恐察します。ですが今このグループで、小田さん以上にモーニング娘。の音楽に対して責任を負ってきた方はいないと思うのです。

 だからこそ初めに言ったモーニング娘。であることへの決意の表れが、私にそう見えたのかなと感じます。

 私自身もこのコンサートに参加すると決めたとき、当たり前のように小田さんのパフォーマンスに対して一点の曇りなく「今日も最高をお見せいたたけるのだろう」と思いましたし、実際にそうでした。ですが帰宅して、こうして自分の感情を文字に起こしながら逡巡するのです。小田さんは幾度こんな期待を越えてここまで来たんだろう、と。

 もっと、と人間の欲と希望は留まることを知りませんが、それでも一ファンとしては小田さんが楽しくアイドルでいられる以上に望むことはありません。
 存在だけで愛がスーパーはち切れそうで尊い。
 多くの感情を得たコンサートの中で持ち帰ってきた「楽しさ」が私だけのものではなく、小田さんから伝播したものであることを切に願うばかりです。


MOTTOって?


 ツアータイトルMOTTO MORNING MUSUMEとはなんぞや?という説明は石田さん曰く、更により一層の"もっと"と、信念や行動の指針を表す"モットー"の二つの意味が込められているそうです。


 めちゃめちゃ素直に言うと、私どちらもいまいちピンときてなかったんです。あ、言葉の意味はわかってます。
 コンサート終わったときの構成、全体的な感想が「なんか福袋みたいだな」でした。

 おいしいところ。フェイク、ハモ、ソロ・ペアダンス、受け継いだ見せ場、あんどそーおん。それが至る所に散りばめられてて満足。歌割りの変化による新鮮さもある。ただ、今のモーニング娘。'24はこうです!というのがわかるパフォーマンスかと聞かれたら、それには首を傾げてしまうのです(これは私の知識と理解力の乏しさに起因している可能性が大いにあります)。

 今のモーニング娘。を一言で表すと何?
 +αで前から加えられた要素は?

 という問いを立てたときの今の強み。
 歌?ダンス?ビジュアル?自由度?
 自分の考える力が及ばぬばかりに、コンセプトを感じ取れなかったんです。どこに焦点を当てて観るべきかの曖昧さをその場では感じていました。

 そしてこの疑問を持ち帰って改めて考えます。
 前半は定番曲のOne・Two・Threeで新たな風を感じさせ、新しめの曲をメインに置きながら12、15、16、17期さんのデビュー曲で下の期をフィーチャー。
 ユニットではメンバーさんの年齢や経験に即したような曲がテーマになっている。
 メドレーに入ると曲の主題が自己への内省、可能性への自問自答のような曲が多く含まれ、その後外へ向けての自己の発露に変わります。
 アンコール明けの曲はおそらく石田さん小田さんを意識された選曲っぽい(ダンスと歌のパフォーマンスの要)。
 リーダーとしてのMC、グループの顔は生田さん。
 ふぅむ、なるほど。

 おいしいとこどり全部欲張りセットじゃん!!

 全てに手を伸ばしていく、そういうことでよろしいか!?
 いろいろ考えたのですが、みんなでもっとモーニング娘。を盛り上げていこう!というメッセージとして現在時点の私は受け取りました。おそらく、私が参加した公演は"もっと"の過程の寸刻、時を同じくしたにすぎないのでしょうね。そりゃわからんな。
 問題提起して答えを示さないのは居心地が悪いので、一応個人的に思っている強みを書き置いておくと「層の厚さ」でしょうかね。

 後者の疑問については、小田さんだと「続ける」のような座右の銘ではなくて、モーニング娘。'24のメンバーとしてどんなことをやっていきたいか。これについては考えてることをお話ししていただかないことにはわからないので悩むことすらできないな。そう思っていたのですが、なんと!その答えを知ることができそうな企画が現れました!

詳細はhuluのページで


 これで万事解決!!


課題と次回


 本当にこれに尽きると言った感じです。

 中途半端に知識を得たことによる不自由さと、考える手札が増えた増えたことによる注意の散漫がありました。

 前回のツアーを例に挙げると譜久村さんが走る演出。あれに「譜久村ダッシュ」という名前が付いていることも、それが道重さんの卒業コンサートで生まれたことも知らない状態で見ている人間でした。
 だからこそまっさらな気持ちで見られていたところも多くあったのですが、もう半年は経ちましたしそろそろここらで気合を入れてエピソードの背景や楽曲を知った上で語るフェーズに入っていきたいところです。

 私は"MOTTO"の基準となる"これまで"をしっかり学ばないまま参加したために、おそらく十二分にツアータイトルの意義を受け取ることが叶わなかったのだなと自己分析。今これ書いててちょっと後悔してる。
 なのでこれから、小田さん初参加から現在までのライブツアーの映像を見ることを目標にしたいです。秋ツアーまでに楽曲も一通り触れていきたいな。

 私自身もMOTTO MORNING MUSUMEさんのことを知り、好きになろう!
 そう思わせていただけるような春ツアーでした。


おわりに


 前回から、始まる前にかかってた曲は全部わかるようになっていたし、告知で流れるグループさんの映像もそれがどんなものであるか初めから知っていた。
 そしてなによりペンライトの色を変えるのが上達しました!成長!
 こうして適度に自分を褒めといて、しなきゃの気持ちばかりではなく、楽しむ心を忘れずにこれからも小田活ライフを送っていきたいです。


ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
モーニング娘。さんが残りのツアーの地でも薫風を運ばれますように。


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