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どっちかなんて選べない!『続・11人いる!東の地平・西の永遠』

 大変だ……語りたいことがたくさんありすぎるぞ!
 続・11人いる!の溢れんばかりの感想を見終わった直後の脳内から産地直送でお届けする。そんな感想録です。

 以降はネタバレしかしてないので、ご留意の上お読み進めください。


 

感想


 視聴直後の感想がこのような感じ。

 萩尾望都先生の「続・11人いる!東の地平・西の永遠」は、「11人いる!」のサイドストーリー的な立ち位置です。
 原作が未読な上に続編から見始めるというなんとも無謀な試みを私はしてしまったのですが、それでも充分ストーリーは追えたし、楽しめました。
 クローズド・サークルかな?と予想したのは「11人いる!」までのストーリーでの要素で、本編は東の王バセスカと西の民フォースの友情と、タダとフロルの恋、この二つを主軸に物語が展開されていきます。

 ポスターではタダとフロルが押し出されていました。

 

 ですが見終わった後はこうなってしまった。
 キャラクターとしてのバセスカが好きすぎる。
 個人的に寡黙な自己犠牲型のキャラクターに肩入れしがちというのによるところなのは否めませんが、それでもです。
 ストーリーとメンバーさんの演じられ方も含めて語っていきたいと思います。

 

中間色と対抗心


 私が視聴中に意識したことは二点。
 「フロルの性のグラデーション」と「バセスカの人格形成
 ここの変化を追う楽しみ方をしていました。

 前置きの時点でタダと恋人関係になっていたフロル。フロルは雌雄未分化で男性でも女性でもない存在です。フロルの見かけはブロンドの巻き毛で美少女のようですが、口調は江戸っ子のような訛りに一人称は「オレ」となっています。前作では宇宙大学の試験を受けた動機が長子しかなれない男性化することをフロルが希望したため、自認は男性に寄っている状態だと思われます。
 そこからタダという人物を好きになることで恋心を膨らませていくのですが、ここでの戸惑い。
 愛情表現がどストレートなフロルはもう、すきすきだーいすき、ずっと一緒にいよう。と、そりゃもう言葉を尽くして愛を伝えます。ですがこれにタダは同じ言葉を返せたりはしないんですよね。
 そんな不安と宇宙大学に入学後、モテモテになったタダに嫉妬、独占欲が重なって関係は拗れます。
「オレ もういい 女の子になんねい!!」と言ったりするんですね。

 物語においてこの精神状態からフロルの転換期はいくつかあって、大きいものの一つがオナとの会話です。
 前のシーンでフロルはタダから愛の言葉を伝えてもらえるかもと期待したのに、別の女の子のオナの名前を出されて不貞腐れちゃっているんですよね。「なんなんだよ いつもオレばっかりドキドキしてみっともない」とフロルは言うのですが、ここが『嫌になる』とか『タダの馬鹿』とかではなくて「みっともない」なんですよ。自分のこうあるべき、もしくはこうありたい姿では居られないことによる見栄が感情として一番最初に出てくるんです。
 ですがオナとの対話で自分の心情を整理していくと、将来を誓い合ったけど一回も自分のことを好きだと言ったことのないタダに募る不安を認めます。「信じられない?」と問われて「怖いんだ」と答える心理。信じてる、信じていないということではなく、信じたい気持ちの中でうまくいかない葛藤があり、制御できない自分自身。
 なのにオナの超能力でタダの気持ちを知りたいか、という誘いには自分の心を覗き見られたら嫌だからしないと断るんですよ。
 そしてオナは「あなたは強いわ とても純粋で輝く魂を持っている それさえ失わなければ性別も美醜も関係ないわ」と言いフロルも「ありがとう」と返して場面は終わります。
 このシーンが物語の構成の中で一番好きです!!
 なぜならばオナがここでしたことは、男の子のタダと精神は男性優位の雌雄未分化というフロルの恋愛で、あくまでもフロルがフロル自身として生き、恋をすることの肯定だからです。そしてフロルもオナの力を借りるのではなく自分が逆の立場だったら嫌だからしないという道徳心と見栄で拒否していることから、本質的な性格は変わらずなんです。
 そして、人物像から見ていくと宇宙大学の学生で雌雄どちらの姿もとれる可能性に満ち自由を象徴するような存在のフロルに、神に使える身で生まれながらに使命が決められているオナが自由を説くというのが味わい深い。とても良い……。

 もう一つがクライマックスの、指がイリュージョンするかもしれない場面ですね。
 王位を譲り渡すサインをさせるためにフロルの指を切り落とされようというときにタダが身を挺して庇います。
 正直私は「これタダの指切られてもバセスカがサインしなかったらフロルの番くるから早いか遅いかの問題では……?」となってしまいましたね。よくないぞ。
 これによってフロルはたとえ言葉にせずともタダの行動で自分が愛されていることを感じ、ラストシーンに繋がるわけです。
 シナリオで見れば震えるほどの恐怖からタダに救われ、打ち勝つというところが、先に語ったオナとのシーンの怖さを払拭するところとリンクして、言わなくてもわかるよ、と自分の好きの気持ちと相手の気持ちに信頼が生まれるのです。
「女になってもいいや」というのは女になりたいということとイコールではなく、かつて男になりたいと拘ったフロルがタダとの出会いによってどちらでもない不完全な自己の存在を肯定できるようになったからこそ出てくる言葉だと思うので、特に印象的に残ったシーンでした。

 はっきりさせない、という決着をつけたフロルでしたが、演者の方は打って変わってバチバチに対抗心を燃やしているので面白い。
 いつの時代も競い合い高めあうライバルの存在はいいものです。かくいう私も大好き。

 続・11人いる!はオールダブルキャストの形を取っていて、インタビューでもメンバーさんは比べられることを意識されているようでした。こうやってはっきり言葉にして『負けたくない』とおっしゃっているとワクワクしますね。そういうマインドを見られるのが私は本当に嬉しい。

 というわけで次はEAST・WESTを比較しながら語っていきたいと思います。
 
 

EAST WEST

 まずこう2パターンあると「どっちが好き?」という話になると思うんですが……忖度なしにすごいせめぎ合って良い勝負なんですよ。
 強いていうなら人物解釈と演技の好みだとEASTに、劇中歌唱を堪能するのだとWESTに軍配が上がります。

 役で感想雑記を残していきたい。

 

ドゥマー


W 羽賀朱音
 羽賀さんは悪人になりきれない、真面目な人間が盲目に付き従った人物がバパ大臣のような人だったというドゥマーでした。

E 小片リサ
 なぜだかわからないけど……似合うな。となった方でした。こう謀とか、自分の行いをわかった上で知略を巡らせそちら側に立っている感。このドゥマーならうまいこと命拾いしそうな狡猾さがある(とても褒めている)。

 

アマン伯爵

W 野中美希
 心優しき正義感を持った青年ですね。荒事得意そうじゃないのに勇気を持って出てきた感じが若き王の側つく青年感を出していました。

E 浅倉樹々
 剣を取った瞬間にパッと目を惹く華があって追い詰められたバセスカたちを助けるシーンは、この瞬間はあなたが主役!という気持ちよさがありました。

 

アナテイ


W 山岸理子
 穏やかな包容力といった感じの人物像でした。発声がはっきりしててセリフが聞き取りやすかったです。       
 
E 飯窪春菜
 飯窪さんのアナテイは指導者という印象が強く残りました。元々の私の中での飯窪さんの役回りと近しいところを感じさせるキャラクターだったので、入り込みやすかったです。実際に教えるタダも同期の石田さん演じるタダでしたし、そこらへんの諭す感、よかったな。

 

ローン


W 飯窪春菜
 和平使節団に向かうことになったローンがタダとチュチュと抱擁を交わすシーン。あそこの家族愛の出し方というか、大人の責務を全うする振る舞いが現れていて印象的でした。さすがだ。
 
E 尾形春水
 尾形さんは一命を取り留めて和平を結ぶ書状を持って中央に歩いてくるシーン。杖をついて弱っている様子なんですけど、本当にフラフラで思わずこっちが大丈夫かと心配になるくらいでした。ラストシーンのドラマチックになりすぎない持って行き方好きだな。

 

石頭


W 生田衣梨奈
 生徒に人気の体育教師っぽさが出てました。学内での賭け事を咎める時のノリノリさ、昔やったことありそう(事実無根の風評被害)。

E 羽賀朱音
 羽賀さんの方が堅物らしさがありましたね。これはちゃんと石頭をしてそうな石頭だ。

 

レッド


W 岸本ゆめの
 多分このレッドは公務員の星に生まれたレッド。時間外労働はしないけど引き受けた仕事はいくら無茶でもやってくれそうな人の良さはある。やっぱり立った時の迫力というか「強いな」と納得する風貌の岸本さんでしたね。

E 生田衣梨奈
 こっちのレッドは気分屋で助けたり助けなかったりしそう。キャーキャー言われたり、調子に乗せたら手を貸してくれそうなチャラさ。敵にも味方にもならなそうな中立な存在でキャラクター性が面白かったですね。ニヒルな笑みも尖った頭も様になる生田さんすごい。

 

オナ


W 譜久村聖
 譜久村さんのオナ良い〜!譜久村さんの声質って息が混ざってたおやかな印象があるので、オナのような慈愛に満ちた悟りを開く性格の人物にも相性がいいなと思って視聴していました。東の地 アリトスカ・レのときのダンスから優美〜余裕ある振る舞いが素敵でした。
 フロルとの会話のシーンも良い。幼な子を導くように未来を照らす言葉を送る様は神に仕える者の風格があって、好きでした。

E 牧野真莉愛
 牧野さんのオナはもっと少女のようでした。まだ感情がパキパキと表に出てくるからより神職者というよりも人間味があって、同情心を誘われますね。このオナはバセスカに恋をしていることを隠そうとして隠せてないタイプのオナ。
 
 

チュチュ


W 牧野真莉愛

 子ども〜!!感情も喜怒で単純な直線距離。思考の中継を挟まないものだからバセスカに抱く憎しみからの行動も、そこに嫌な打算が混ざらない幼いゆえの純粋さでぶつかっていく精神の未熟さを感じました。未完成な要素が、運命に翻弄されるチュチュというキャラクター像を際立たせていたように思います。

E 野中美希

 野中さんのチュチュは悲哀がある。好きです。このチュチュならバセスカと最後くっつくだろうなという人物としての奥行きが見えます。叔父の訃報を聞き精神が狂い始め、そこからさらに兄が儚くなって憎悪が育ちきり殺意に至る。
 ここに仕方ないと思わせられるような納得感を伝える感情表現がお見事です。その後の自分の過ちに気付いた後悔もしっかり出してくるから子どもから大人に変わる心的成長を感じさせられました。
 
 

フォース


W 石田亜佑美

 青い〜!!石田さんのフォースは直情で少し不器用な熱血漢という感じでしたね。バセスカとの友情と、与えられた殺害の使命。あまりに人間臭い葛藤……。石田さんのフォースだぁ、となりました。この、戦争はいけない、叔父が戦争によって殺められたからといってその国の人まで恨んではいけない、のような綺麗事を語っても違和感がないんです。そこにフォースの人物像が伴っているから。
 バセスカとも良き友であるというのが伝わってきます。学生とかたや王という立場の違う二人が、友情を確かなものにするために感情をぶつけ合うまさに青春。それも平民のフォースが銃を持って王であるバセスカより優位に立っている状況で行われ、最後は自らの心臓を撃ち抜く選択を平和のためにするというところがグッとくるポイントですね。

E 小田さくら

  
 …………むりすき。あー好きです。小田フォース。小田フォースはもっと理知的で、時代の流れ、自分の役割、避けられないものと自分の譲れない信念を持っている。何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならない不条理の中で、憎しみと暴力に支配されない人間としての賢さがあるのが良いです。この諦めに似た先を見る状況判断によって自害を選ぶときに、小田フォースの方が銃を自分に向けてから発砲するまでが長いんですよ。この勢い任せではなく、命を懸ける覚悟と平和への祈りが痛切で……。
 平和という理想がどんなに困難なものかわかっていながら、これ以外の最善種が取れない現状と、その全てをバセスカに託して死んでいかなきゃいけない苦悩を想って滲む優しさは小田フォースの良さですね。聡明だ。

 オタク的にはこの感想。
 
 

バセスカ王


W 佐藤優樹

 正直見る前の期待値が一番高かったのは佐藤さんのバセスカです。そして演者のギャップで言ったら一番衝撃的だったのはこの方だったのかなと思います。おそらく「こんな佐藤さん初めて……!」という状況だったのかなと当時の反響を推察するところです。低音の響きが綺麗で話しているときの声質が自然でよかったです。
 佐藤さんのバセスカは宿命に沿って生きている、という印象を受けました。自分で生き方を選ぶことなく、かくあるべきと精神を揺らがせず、役割を全うする。それが政治的な操り人形になっている愚かさではなくて、底知れなさを醸すところが、佐藤バセスカ王の魅力ですね。
 フォースが自害した後の慟哭はまるでこれまでのバセスカではないような人の変わりようでした。今まで物分かりのいい大人を演じていたのに、そこだけが駄々をこねる子どものようで。それが演技において意図して行われたものなのか、それとも感情が引っ張られたものなのか。体感としては後者のような気がしているのですが、真相はどうなんだろう。同期として関係が近い石田さんの演じるフォースでしたし、どこかで言及しているものがあれば情報を拾いたいですね。

 オタク的にはこの感想。
 

E 譜久村聖

 個人的に今回の劇はバセスカのためにあると言っても過言ではないくらい、魅力的なキャラクターでした。
 震えましたね。いや譜久村バセスカ……凄みが半端じゃない。譜久村さんの和やかで優しく女性的のようなパブリックイメージから殻を破る演技で、役としても初めての男役でしたね。声を低く作っているわけでもないのに、音の圧で為政者としての風格を出してくる。
 譜久村さんの普段は表に出さない感情表現がたくさん見られて胸熱でした。
 譜久村バセスカのキーワードは誇りだと思ってます。王としての矜持が全てにある。だから怒る、だから選択する。今、必要なことを自分の感情と切り離してまで成し遂げようとする貪欲さ。
 特にチュチュとのシーンが譜久村バセスカになると際立ちますね。いい。「まだ死ねない」が強く感じるのは国としての誇りを守るためという言葉の力を感じます。感情に深みがあって、譜久村さんご自身が共感しやすいキャラクター性だったのかな、と思ったり。好きでした。

 

フロル


W 小田さくら

 私情込み込みで話します。荒い口調でオレって言う小田さんとか反則だろ。
 食べ物絡みだったりムキになると口が悪くなる小田さんは、普段の物腰柔らかな言葉遣いとのギャップがあって大変いいものですが、それが毎シーン続くので供給過多。わりと愛情表現がストレートで密接なスキンシップをする小田さんには慣れているはずだったのに、そこに子どもっぽさを全面に見せられると見守る目線になる。どっからどう見ても「タダ苦労してんな……フロルもう少し大人になってよ」案件なのに「こんなにかわいいフロルを不安にさせるとか、タダありえない。そんなんじゃうちの子は渡せません」の後方腕組み保護者面になるよくないオタクが出てきてしまいます。
 小田フロルは恋に振り回されている印象がより強かったです。虚勢じゃなくて自己愛がちゃんとある上でのタダが自分にくれる愛が足りてないんじゃないかと思っている感じに、小田さんが演じるフロルらしさを勝手に感じていました。
 前作のあらすじまででもすでに小田フロルは女の子の芽が自分の中で出ていて、それを枯らさないように育むストーリーに見えましたね。これまでの「オレ」とは別に、駅でゾンブルとぶつかる時に出る声とか、フロルが女の子になった後に美人になるかどうかを殊更気にしている、ちょっとした悩み方や仕草が女の子。
 小田フロルはめんどくさくてかわいい女の子の側面を出すのがすごく上手いですね。なのにタダへのおビンタの勢いが容赦なくて笑ってしまう。

E 工藤遥

 雌雄未分化というフロルのキャラクターをとてもよく表現されていました。
 工藤フロルは自己に振り回されている印象がより強かったです。どっちともつかない自分、それの悩み。フロル自体が無鉄砲な性格ではありますが、工藤フロルはそこからなりたい自分への戸惑いを考えることによって処理しようとするニュアンスを感じました。
 元々のお声が低めでハスキーなのと、見た目との差が相まって絶妙なバランスでしたね。工藤さんが演じるからこそ意義のあるフロルにしあがっていました。
 オナとの会話のシーンの解釈が好きでした。ポジティブで向こうみずなフロルが弱さを見せる場面での「怖さ」の捉え方。工藤フロルは自分の性別が変わってしまったら、性格まで変わってしまうのではないかという境地にまで足を踏み入れている気配がする。タダのために女の子になることを素直に選べない自分の価値観との戦いも、ラストシーンへの運びが綺麗でしたね。
 

 

タダ


W 工藤遥

 フロルのいう通り工藤タダはチャラい!これは一緒になったら大変だろうな〜と見ていました。しかもタダは誰にでも優しいが、女の子に気を持たせる感じで優しいやつ。小田フロルの苦労が垣間見えます。優しいのはその通りなんですけど、距離の詰め方近さにこなれ感が出てくるのは工藤さんの資質なんでしょうかね。
 工藤さんの男役は安定ですし、期待通りお似合いでした。フロルの代わりに自分の指を差し出すシーンでもカッコつけたくさいセリフがなぜだか様になる。大人ではない少年の未熟ゆえの危うさが物語の急展開と作用して磨かれていくのが、工藤さんの演劇女子部でのもはや定番のようになっています。
 
E 石田亜佑美

 石田タダはいいぞ〜!好きです!
 一生懸命、ひたむきな感じが若さと成長過程を想わせてくれます。石田タダは硬派ですが、それがまたいいとアイドル的な人気の工藤タダと比べてガチ恋勢を多く抱えていそうです。
「僕と結婚しなよ」と「別れよう」これが一つの作品で聞けるの破格すぎる。石田タダはその場の感情だけではなくて、本当に将来を見据えた上でフロルのことを想って言っているのが伝わってきます。誠実なんだよな。だからこそ見栄じゃなくて、言葉に対する責任とか重さを人一倍大事にしているからこそフロルに好きだと言えずにいる、のような背景を感じさせられます。
 並んで座って、フロルに肩を回そうとするシーンでも、そんな遠くから行くか?ってくらい慎重で不器用な感じが出ていてチャラくない。
 あとはやはり毎度思うのですが舞台上での石田さんの手指の先まで感情を乗せようとする演じられ方が丁寧で好きです。コンテンポラリーの角度からもご自身での挑戦がうかがえて、そこも注目ポイントでした。
 さらに言うとセリフはないんですがフォースの亡骸のそばに立つときの悲しみの演技が非常に良かったです。そこでの友情も感じたな。
  
 

小田さくらさん

 役として自分が好きだったのはフォース。より演じることに思考を巡らされたのはフロルのような気がしています。
 演じる、ということは役の理解、その人物の行動だったり思考回路に自分なりの理由づけや類似した感情を持ってくる作業が必要になってくると私は考えているので、そう言った意味でも推しが演技をする機会が見られるというのは貴重な場でしたね。
 特にフロルは男の子でも女の子でもない恋をする人物という、アイドルの小田さんとは遠いところに位置した存在だったと思うので、小田さんがフロルをどんな子だと思って演じられたのかがとても気になっています。
 これから過去ブログを漁ってくる予定なんですが、どんなことが書いてあるのかないのか、楽しみですね。
 あとは小田さんが原作ファンの方にも楽しんでもらえるような作品にしたいと言及された時に、なぜだかとても嬉しかったです。ありがたい。

 

まとめ

 やっぱり続・11人いる!はバセスカのインパクトが強くてお気に入りのキャラクターでしたね。人物の関係性が強い。まだまだ語り足りないところではありますが、このあたりにしておきたいと思います。

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

 演劇女子部はいいぞ!

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