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西武鉄道さんどういうことですか!?

かなり憤ったことがあるので一気に書いていく。

ふと気になって、2025年から始まる「精神障害者手帳割引(以下、精神障害者割引)」について、西武鉄道の割引内容を調べてみた。

すると、とんでもない事実が判明した。

まず、西武鉄道の精神障害者割引は「介護者と乗る場合」と「障害者単独で乗る場合」では割引内容が違う。

私は精神2級(2024年11月15日現在)にあたるが、鉄道の割引はそれと別に定められる「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄」なるもので判別されるらしい。第1種と第2種があるようで多分私は第2種になると予想している。
以降の話はそれを前提に書いていく。

以下は西武鉄道の2024年4月11日発表に基づいたものだ。
介助者がいる場合は第1種本人と介助者1名の普通・定期(小児除く)・回数乗車券が5割引きになるとのこと。そして12歳未満の第2種本人と介助者1名の場合は定期乗車券(小児除く)が5割引きとなるようだ。

そして、障害者が単独で利用する場合。
第1種、第2種問わず西武線内の利用が50㎞を超える場合のみ、普通乗車券が5割引き
になるようだ。

は?
西武線50㎞以上ってどこからどこまで?!

例えば私が飯能駅から割引きを使用するとなると、どこまで行けば使えるの?!
調べてみた。

飯能駅~池袋駅:43.7㎞
飯能駅~西武新宿駅:47.8㎞
飯能駅~西武秩父駅:33.1㎞

どれも50㎞には届いていない。
つまり、飯能駅から第2種の精神障害者が乗車の場合は割引きなんてないに等しい!

ちなみに、池袋駅起点で飯能駅から西武秩父方面へ行った場合、飯能駅から3駅先の武蔵横手駅で51.3㎞になり、50㎞を超える。

割引き適用には50㎞以上乗れ?
これはどういう根拠なのか!?
精神障害者が単独で西武線を50㎞以上乗ることってそんなに多くないと思いますが!?

西武鉄道としては「割引きするから安心してね」と思っているのかもしれないが、当事者からしてみれば「割引きしたぞ。異論はないな」と言っているようなものです!!

この割引きは一部の方にとっては歓喜でしょう。
しかし、一部の当事者からすれば不完全な制度です!

次の4月には間に合わないかもしれません。
でも、私がこの内容で「はいそうですか。じゃあ我々第2種の障害者は諦めます」なんて言えるわけがありません!
同じ障害者の中で等級によって5割引きの人と3割引きの人、多少なりとも割引きに差が出るのはいいでしょう。
でも割引きに長距離の条件があるのは相当おかしくないですか?!

飯能駅から発着する路線バス業者は全ての精神障害者に対して5割引きを適用しています!
路線バスも鉄道も立派な公共交通機関です!
西武鉄道は障害者の間で差別を生むこの「50㎞ルール」をやめてください!

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