選挙についてすっごくモヤモヤしている事


これって私だけがモヤモヤしているの?

最近、SNSを見ていると議員の公式アカウントなどで「○○市の選挙応援に行きました!」という投稿が頻繫に出てくる。

ここで言う○○市はその議員の担当地域ではない、例えば全く違う市区町村だったり、そもそも他県の選挙応援のことを指す。

しかし、私はこういう投稿・話を聞くたびに思う。
これって本当にそこの市民のための選挙なの?

市民のための選挙のはずが政党のための選挙になっていないか?

今年4月、飯能市の隣の日高市で日高市長選があった。
立候補したのは現職・新人合わせて3名。
あえて名前は伏せるが、現職には主に自民の支援が、新人Aさんには主に立民の支援が、新人Bさんは政党の支援を受けていない「完全無所属」を謳って闘った。

私は新人Aさんと新人Bさんの街頭演説に立ち会えた。残念ながら現職の演説には日程が合わず立ち会えなかった。
共通して当てはまったのは「他県の議員が応援演説をしていたこと」だ。
また、Aさんは立憲民主党の支援を受けていたので、立憲民主党の幹部クラスの人が準備期間も含めて相当応援に入っていたようだ。

私が日高市民であれば公約や現職の実績・日高市の現状などを見て、Aさんに投票したと思う。
しかし、Aさんの街頭演説はあまりにも政党色が強かった気がする。そこはあまり評価できない。
最終的に現職が当選し、この選挙は幕を閉じた。

また、飯能市議会議員でもいつだか共産党の議員に何かをお願いしようとした際、ちょうど草加市の選挙に応援へ行っているからそれが終わってからにしてほしいと言われた記憶がある。

このように、政党に所属する議員は互いに互いの選挙応援をしに行っているようだ(中には無所属でも応援に行く議員もいる)
しかし、それでは本当にそこの地域の住民のための選挙になるのだろうか、というのが私の疑問だ。

もちろん、義理やら何らかの関係やらでいかなければならないというのがあるのかもしれない。
それに、市民だけで運動員を賄うのが大変な地域もある。

でも、それでも正直理解に苦しむのが本音だ。
地元のために働くのが議員なのに、『議員』というネームバリューを利用したかのように他の選挙に応援へ行くのはちょっと違うと思ってしまう。
特に政党が絡むと中には「政党色」が強い選挙もあるのではないか。

政党は国会を重点に置いている。だからこそ地元の地盤を固めて、より堅実な体制で国政選挙に臨みたいだろう。
でも、私は本当にそれが嫌いだ。
国政選挙のために地方選挙を利用しないでほしい。
地方にだってその地域独自の課題がある。その課題を解決できるような候補を育ててほしい。

でもそのためにはもっと議員になりやすい体制が必須だと考える。
今のままでは立候補するには政党頼みになりかねない(特に費用面)
「政党のバックアップありき」の地方選挙はもう嫌だ!

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