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モノ言わぬモノに、モノ言わす、モノづくり

むすびのえん八ヶ岳本店の大竹淳ちゃんの熱い思いから動き始めた、
自然食料理人、重ね煮で有名な船越康弘さんの
お話し会&プレミアムランチ会を
八ヶ岳の仲間と開催しました。

重ね煮の本は何冊か家にあり、料理をしていますが、
ご本人にお会いするのは今回初めて、とってもエネルギッシュな方でした。

重ね煮って何?


東洋医学では、自然界のあらゆるものは「陰」と「陽」2つに分かれ、
春と夏は陽気を養い、秋と冬は陰気を養うという。

夏は、葉菜は上に向かって伸びる遠心力で成長し、
体をゆるめ冷やす「陰性」のものを食べて、中庸にし、
冬は、根菜は下に向かって伸びる求心力で成長し、
体を引きしめる「陽性」ものを食べて中庸にする。

重ね煮では、葉っぱを下に、根っこを上に重ねます。

このお鍋に火を加えることで、上に向かおうとする力と、
下に下がろうとする力が働き、空気が対流し、
素材の持つ本来の甘味やうまみを引き出すことができる。
重ね煮のお鍋の中では、 自然界のバランスと調和のエネルギーが働いているんだなっっていつもお鍋の中を想像しています。
でも、一番大切なことは、理論よりも
「野菜さん、ありがとう。おいしくなってね💖」っていうこと。

お話会前日の前夜祭とお話会の中で、
重ね煮のお話は一切ない、料理は盗んで覚えるもの
今の学校教育みたいに、向こうから教えてもらうだけでは、
入っても抜けるだけ。
人は体感して身につくものだと言う。

自分の体験したことしか、相手に伝えることができないし、
いかに経験をたくさんしてアウトプットするかですね。

「モノ言わぬモノに、モノ言わす、モノづくり」

前夜祭の日のお話で、「モノ言わぬモノに、モノ言わす、モノづくり」という言葉が打たれました。

私は、お米や野菜を作ったり、
作家として活動していた時期もありました。
作ったモノの良さを、言葉で口で言えるのは、私たちだけ。
モノやコト、商品はエネルギーは届けられるけど、言葉を発せない。
だけど、食べた人、使った人、見た人が、
「これは素晴らしい」と、誰かに伝えたくなるものづくりを目指したい。
自分が伝えたいことが、商品として、値段以上の価値を提供することを意識していきたいと思いました。






















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