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7月のいろいろ(2023年)


お仕事

2週目は、自分のプロジェクトウィーク。
11日に公園通りクラシックスでトリオ+3のライブをして、12、13、14日に高崎市のTAGO STUDIO TAKASAKIにてレコーディングをしました。
休む暇なく関西に戻り演奏とレッスン、都内で演奏をして、次は長野と、移動が多い月でした。

レコーディングに関しては、また落ち着いたら別に書くかも。いや、書かないかも。
というのは、今回自分の演奏はさておき、自分のヴィジョンを具現化するにあたって、素晴らしいミュージシャンたちと出会えて一緒に音を出せて、TAGO STUDIO TAKASAKIも最高のスタジオで創設時からご縁があり、エンジニアの松下さんもこれまで何度も録音して頂き、ファツィオリの技術者の越智さんにまたお世話になり、最高のチーム編成やん、今まで色々やってきて良かったと思うことしきりで、あまりこの1回の録音のレポートを書く気が起こらないのです。今までの人と人の繋がりと、経験の集積だから。

前にも書いたかもしれませんが、社会事情的に「この録音が最後になるかも」と最近CD制作のたびに思っているんですけども、今回はいよいよ本当に最後かもと、より強く思っています。だから悔いの残らないようにしたいと思って、準備してきました。

製品にするためにこれから色々な作業があるのですが、ここからパッケージ制作、映像制作、プロモーションなど、また違う分野のプロの皆さんと関わっていきます。
CD制作に関して、〈毎回同じ座組みではしない〉と前から決めて実行していますが、今回も素晴らしい皆さんに関わって頂けており、この先もパーティーの人数を増やして良いものにしていきたいなと思っています。


長野は、須坂市メセナホールでの会合での演奏と、清雅でのライブがありました。
メセナホール は2016年にJoonas Haavistとのジョイントコンサートで行った以来でした。清雅は2019年以来。再び行けるようになって良かったです。
都心は物凄く暑かったので、長野は少しはマシかなと思っていましたが、暑かったですわ。
清雅は2019年以来、沢山お越し頂いてありがとうございました。よい空間ですね。



書き物

Mikikiの連載は、インドのメタルバンドBLOODYWOODのライブレポ。
InstagramやTwitterにもこのリンクを置いていたら、バンド公式アカウントやメンバーからもスキを頂きました。なんかこのバンドらしくてほっこりしました。



映画・ドラマ


『君たちはどう生きるか』

公開日翌日に行きました。
近所のシネコンで、レイトショーで満席というのはかなり珍しい。
何の前情報もなかったですが、宮崎駿1000%みたいな映画でした。宮崎駿の煮凝り、宮崎駿のブルース、そんな感じです。クリエイターとしての「これでもくらえ!」という感じがすごかった。ですので、私はとても好きでした。観終わった後、とても良い余韻が残りました。

しかし、米津玄師は才能の塊みたいですね。
「ここでこれを選ぶセンス」という音楽の嗅覚が凄すぎる。あまり好きではないのですが、天才だと思います。いつも新曲が出てくるたびに、一度は聴いています。好きなんじゃん。

『ミッションインポッシブル デットレコニング PART ONE』

ローグネーションやゴーストプロトコルはとても痛快なオチがありましたが、前作はアクションのつるべ打ちだけどプロットがないような、物語のカタルシス不足に感じていました。今作も同じ作りという感じです。アクションはとても面白いのですけど、私はやっぱり映画は物語で観ているのだなあと思いました。面白かったですけどね。



『シークレット・インベージョン』

MCUだから見てたのですが、役者は良いのに、シリアスに見せようとしてあまりうまく行っていないような、なんだか冗長な感じになっていました。ベン・メンデルソーンなんて、出てるだけで画がリッチになるはずなのにね。ドラマシリーズは、最初のファルコン&ウィンターソルジャーが一番面白かったですね。これからもMCUは一応見るけど、やっぱりMCU疲れをしているのかも。


余談ですが、来月の『バービー』をとても楽しみにしていましたし、『オッペンハイマー』も色々問題はあるだろうけど公開してほしいと思っていたんですけど、#Barbenheimer の件でドン引いています。
ファンが、両方をミックスしてコラ画像を作ってハッシュタグをつけて投稿、という流れですが、それをバービー公式が喜んで加担しているのがもう耐えられない。グレタ・ガーウィクもマーゴット・ロビーも好きなのですが、まだ声明一つ出しておらず、Noと言わないことで肯定加担する実例となってしまっています。日本公開日までに何か動きがあればいいんですが、非人道的の極みの大量破壊兵器をジョークに使う、しかもこの時期に。何か良識あるアクションが欲しいところです。
『シン・ゴジラ』で差し込まれる数カットの広島の焼け跡は、合計3秒もなかった気もしますけど、記憶に残る雄弁な数秒でした。それだけ想像できるバックボーンを他国で育った方に完璧には求めないけれど、少なくとも尊重して欲しいと思いました。『バービー』は本当に楽しみにしていて、めちゃくちゃ観たいのだけど、とても考えてしまいます。


その他

松本に二泊したので、名店エオンタを訪問。
素晴らしいジャズ喫茶です。
どこかの良いクラブに出演するとか商業的に成功するとかより、ここで永くひっそりとかかるような作品を作りたいと心から思っています。


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