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花様年華 : 脆く儚いものの価値。




「花様年華」

"The most beautiful moment in life."
  人生で最も美しい瞬間



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花様年華。前述したように人生で最も美しい瞬間を意味し、儚くも美しい青春時代を表す。

この言葉を知るきっかけは、BTSだった。
花様年華...これは2015年から今も尚、引き継がれていると言われているBTSの楽曲、アルバムのコンセプトである。


花様年華はBTSの楽曲に深く根付いていて彼らの楽曲を語る上では必要不可欠。


このコンセプトから1つの映画のように繰り広げられる壮大なストーリーはたとえ言葉がわからなくてもその物語にのめり込み、感覚で同じ想いを共有することができる。

この作品はARMY(BTSのファン)の中でも様々な解釈や憶測、定説がある。感じ方は千差万別だが、着地点はきっと同じだろう。


今回のこの記事はBTSの花様年華という作品についての私の考察を書きたいわけではない。

"私の人生の花様年華とは一体何なのか。"



この作品を通して、こんな疑問が私の中で生まれた。
29年生きてきた、自分という人間を振り返り見つめるいいきっかけになった。これは20代のエピローグ。


人生の花様年華とは。また、私にとっての花様年華の定義とは。





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"あなたの人生で最も美しかった瞬間、戻りたいと願う過去はありますか。"




MVなんかを観ているとこの頃の彼らには儚く繊細で触れてしまえば壊れてしまいそうなもろさが感じられる。
当時の彼らはBTSではなく、防弾少年団と表現するのが妥当だろう。

私は思う。
この、もろさや儚さにこそ、価値がある。
そしてそれは自分のすぐ傍に存在する。
しかし、目には見えないし失うのは一瞬....。だけどたしかに"ここ"に感じることができる。
私はそこに人生の醍醐味や趣があると感じてる。



それこそがこの世で、この人生で最も価値あるものだと身に染みて思う。


"あなたの人生で最も美しかった瞬間、戻りたいと願う過去はありますか。"




先ほどのこの問いには"No"と私は答える。
なぜなら過去を懐かしむことがあっても戻りたいと思うことはない。きっと今が1番楽しく幸せだから。そう思える日々を過ごせているのはとても有難いことだと思う。
当たり前じゃなくて有難いことだと思う。


時折過去を思い出す時はあるけれど、思い出すのは、いい意味でも悪い意味でも深く記憶に残るような感情の起伏があり、価値観が大きく変わった頃を想う。まさに陰と陽。


例えば、人生での大成功や大失敗、大恋愛や大失恋などだろう。

成功も失敗もたくさん経験した。
今の自分より、昔は未熟だったが、当時の自分にとって譲れないものやブレないものがあって、それが真実であり信条だったのは事実。


あの頃の自分がいるから今の自分がいる。
あの頃の失敗があるから今うまくやれる。
あの頃の成功があるから誰かに伝えれる。

だから今、こうしてnoteに執筆できている。
すべての出来事に感謝。



お金より大切だと思うものが人生で1番尊く、それに満ち溢れていた時期を花様年華と綴る。



皆、お金を求める。この世界で生きていく上でもお金は切っても切り離せない。だから当然のこと。

だけど本当にほしいのはお金ではなく安心感じゃないのだろうか。




" あなたにとって人生で最も価値あるものは? "


この問いにお金と答える人もいるだろう。
だけど、人が本当に求めるのはお金では買えないものなんじゃないか。
悩んだり、心底の悦びを感じるものはお金では買えないものなんじゃないだろうか。
 

私は自分の心を潤し満たしてくれるものがお金ではないと気づいた時、人生観が変わった。

お金で買えてしまうものでは大きく人生は変わらない。



"お金で買えないもの"の正体とは。


お金より大切なものが人生を通して見つかれば、もうそれだけで豊かで幸せな人生だと言えるんじゃないだろうか。

その答えこそが私が人生で大事にしているものであり、私の人生を豊かに彩ってくれるもの。



そんな抽象的で曖昧なものを私は、
脆く儚いものと表現している。
花様年華こそ、脆く儚い....。


夢、希望、愛、友情、感情、時間、若さ、、、。


何気ない日常にこそ、尊いものがある。





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大切にしたいもの、真実は全て自分の中にある。それは自分で探し出すしかない。

だけど、それを信じてさえすれば幸せはきっと自分で選び取った先にある。


そんな儚さと虚しさを抱えながら今日も生きている。

大人になるにつれ、子供の頃のような純真無垢な
感覚が失われつつあった。もう一度、思い出そうと思った。忘れてはいけない。忘れたくない。


最後はこの記事を執筆するきっかけになったこの曲を添えて...。




EPILOGUE: Young Forever




                                                  2022/1/30.

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