9.ハイボール

グラスの表面の水滴が今が昼だと教えている
幹線道路の車の走行音
凪いだ風
昼間から飲むハイボール

午後は仕事にならないよ
飲みながら歌詞書いてるよ
それは素敵だね

素面で書く詩とは違うのかな
そんな事誰も気付かないよ
薄情だな ユトリロは気付いて欲しそうだよ
じゃあ君も

微睡んだ日々の終わりを告げる鶴の一声
機は織れたかい
僕は暫く忙しいみたいだ
それは良かった 飲みすぎなくて済む

本当の酒を教えてやるよ
知りたくないね
そう言わずに
遠慮しときます

先ずはキンキンに冷えたハイボール

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