根にもってるだけのどうでもいい話

ただの昔話ですけど、

わたしの通ってた小学校は給食費以外の個人的なお金は持っていったらダメで

小1のときクラスメイトの女の子と
興味本位で
「学校の帰りにジュース飲みたいね」
と、話になって

「家に100円玉あるから持ってくるね」
って言われて
「じゃあ20円持っていく」
って話して

無事120円の缶ジュースを二人で買って
コソコソと飲んで帰ったのです。

そしたら次の日、
それが先生にバレていて

一人ずつ話を聞きますって言われて

まずクラスメイトの女の子
そして次に私

第一声

「なんでそんなことしたの！？」

と、すごい剣幕

学校の帰りにジュース買うことって
こんなに悪いことなんだと
一年生なりに思って

でもそんな剣幕で叱られて
確か、わたしからは何も言えなくて

もちろん親にも話がいく訳で

帰ったらお母さんがすごい怒ってて

なんでそんなことすんの、と
そこで正座しときなさい、と

その夜はずっと泣き喚きながら正座して謝った。

こんなに怒られるんだなって
すごい悲しい気持ちになって

まあでも悪いことしたんだなって思って
反省して

そんなことあったな、くらいの
思い出になってた小5か小6のときに

母親にふと

「あんたもう友だち脅してお金持って来させたりするの、やめてや〜」

と、
そんな感じのことを言われて

( ん？ )

(何それ？)

と。

その瞬間、全ての流れの辻褄があっていって

先生にすごい剣幕で叱られたこと

お母さんに一晩正座して謝らされたこと

あの日以来クラスメイトの女の子がなぜかすごいよそよそしくなったこと

先生と母親の中では

わたしがクラスメイトを脅して
お金持って来させて
ジュース買って飲んで帰ってきた

ということになっていたらしい。

(いや、たしかに100円と20円やったけどさ、)

それを知ったときには
母親からしたらもうそんな昔の話どうでも良いし、先生は確かもう他の学校に行ってて

わたし脅してなんかない

って
誰にも言えなかった。

今思えば当時だれもそれが事実かどうか
わたしに確かめなかったし

そうなってることをしらないから
「本当のこと」言えなかった。

人生ではじめて
裏切られたんやなって思ってしまった
どうでもいい話

それがあってから

自分が当事者と関わらない限り
他人の話す悪口で人のこと嫌悪しなくなった

と、同時に

人から聞く人の悪口を鵜呑みにする人への不信感が高まった

小学生ながら
とても悲しい気持ちになった経験

ちなみにクラスメイトの女の子は
2年？のときに引っ越して
6年のときに久しぶり会って話したけど
本心で笑うことは一切なかった

自分、結構根にもつタイプだなと知った経験