0から1を作る人たち

自分の周りには、作品のはじまり、0から1を作る人がたくさんいる

"人を元気づけたい"

"嫌なやつを見返したい"

"作品で意思表示がしたい"

"ファンのために"

そんな動機を持ってるように感じる人たちを見ていて自分には0から1を生み出すなんて無理だと思っていた

というのも、自分には特筆するほどの強い想いや過去の経験、抱えている病なんて無いし、創作活動をしないと生きていけないというような人間でもない

でも、あるときから周りに溢れる他人の作品、特に音楽に対して「自分ならこう考えるのにな」という気持ちと共にそれを形にしてみたいという思いを捨てられなくなった

そのとき作品をつくる動機や目的なんて「なんでもいいや」と思った

人と違う経験がなくても、誰かのためを思う気持ちがなくても、別に良い

そんな中でもひとつ大切にしたいとおもったのは、なんら特別でない生活の中で自分が何を感じ取るのか

日々の繰り返しの中でどれだけの感情を掬い上げられるか

 「君のことが好き」な自分の気持ちはどんな種類の「好き」なのか

他人と似ているようでもきっと違っている自分の細かな思考回路にまで潜り込んでみようと思った

これが自分以外の人たちにとって何になるのかはわからない

作品として意味があるかなんてわからない

わからないけど

それでも今は作ってみようと思っている