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新米をいただきました。

昨日は、おとうさん(=主人)の実家に家族みんなが集まって、
今年の田んぼで取れた新米をいただきました。

刈りたて取れたての新米は、いい香りがして甘くて美味しかったです。


糸魚川市の今年の夏は、雨が降らないばかりではなく「最低気温が全国で一番高い」と報道されるほど暑く、高温、渇水の被害が広がり、お米を作る農家さんにも厳しい年となりました。

糸魚川市大洞地区の田んぼ


田んぼの場所によっては渇水で稲が立ち枯れてしまったり、穂が黒く実らなかったり、枯れなくても日照りが強すぎてお米の質が下がるなど、出荷されるお米の等級にも大きな影響が出ています。

立ち枯れ部分の稲が変色していました


一昨日、「お米作り、野菜作りが大好き!日が昇ってから日が暮れるまで田んぼや畑にいたいの。美味しいお米や野菜をずっと作っていたい。」と、歳を重ねても地元で農業に取り組まれている女性に、久しぶりにお会いすることができました。

山間地の田んぼの話になり、
「今年は、もう、本当に・・田んぼをやめてしまおうかと思うほど大変だった。酷かった。でもね、市の皆さん、地区の皆さんが助けてくれて、助け合って田んぼを守ってもらったの。だからさ、来年もがんばろう!と思えるようになったんだよ。ありがたいね。」というお声をきかせていただきました。

「小さい田んぼでね、農薬は畔と土をダメにするの。できるだけ農薬は使わず、手間をかけて美味しいお米を作りたい。」
農業にご自分の信念を通し、旦那さまとお二人でいくつもの田んぼを守っておられる姿に、同じ女性として学び、憧れるところがたくさんです。

「まーんち(毎日)空とにらめっこしとる、ここらの稲刈りはこれからだよ、また、いつでもきないね!」と、笑顔で見送っていただきました。

つやつやのお米の粒一つひとつに、お米作りに携わる皆さんの思いがたくさん詰まっています。

大切にいただきたいと思います。


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