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井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る

井の中の蛙のような日々

今年の夏は、なんだか寂しい夏となりました。
去年の夏の写真を振り返れば、実家に帰った時に友人と飲んだ写真や、繁忙期からずらした夏休みに海外旅行に行った思い出がたくさん残っていて、「また会いたいな〜行けたらいいな〜」と思う日々です。

会社の所属の点から言えば、私の実家に住んでいた方が近いのに。
在宅勤務なのに、社会の状況から必要最低限の用事以外は外出しなくなりました。
ネット環境が発達していつでも誰にでも連絡は取れるのに、心はポッカリ穴が空いたような日々です。8月頭に異動してから、オンライン上でしかメンバーと会えていません。

その寂しさを埋めるために、大好きなジャニーズの番組やお笑い番組を録画しては見て、YouTubeを開いてアニメ「アタシんち」を見たりしています。
ただ、見終わるととたんに現実に引き戻されるような状況です。

まるで井戸の中の蛙のような状態です。

もう少し歳を取っていたら、「休みが増えた」程度で終わっていたかもしれないけれど、まだ年齢的には若いので将来に対する漠然とした不安を抱えながら、1日でも無駄な時間を過ごさないよう、日々過ごしています。

空の青さ知る〜気づかなかったことに気づく〜

2週間ほど前、前回実家に帰って以降一切連絡を取っていなかった弟と久々に連絡したら、だらしないと思っていた弟がアルバイト先でマネージャーに認められるような人材になりたいと頑張っている話を聞きました。実家に帰れば喧嘩しかしない私たちですが、離れてみて弟は放って置いても彼なりに真面目に生きているんだなぁと知りました。

前述した、録画番組を見る度、私だけではなくジャニーズの皆さんやお笑い芸人もみんな新しい方法を模索しながらテレビに出演しているのだと考えるようになりました。

会社の近くにある、行きつけのお店のオーナーさんも、やはりこの社会状況で売上に困っている話を聞いています。オーナーさんなりに色んな販売方法を模索したり、材料の値段などを再検討されていたりしています。

そんな私も、自分を見つめ直す時間が増えました。
1日1時間は筋トレをすると決め、春から続けていたら腹筋に縦線が入りました。本気で変わろう、痩せようと思えば痩せられるじゃん、と思いました。
たくさん本を読むようになりました。ビジネス書を読むことが好きですが、近くの図書館で借りては返し…の繰り返しです。おかげで、経済の話だったりマーケティングの話だったり数字まわりの話がすごく苦手でしたが、アレルギー反応は起こらなくなり、少し社会が見えてくるようになりました。もう少し大学の時に勉強しておけばよかったなと思うこともあります。

私は出社するよりも在宅勤務が合っていると思いました。出社すれば周りの目があるので、普通の人よりどうも気にしてしまうみたいです。しかしたまに出社して上層部と会議をすることがあるので、そのプレッシャーから肌荒れを起こす頻度が高くなりました。
意外と私は繊細さんなのかも。

次、実家に帰れるのはいつでしょうか。
会社の同僚に会えるのはいつでしょうか。
友人に会えるのはいつでしょうか。
早く収まって、「自粛警察」が不要な世の中になって欲しいなと思いつつ、寂しさが日々強まるばかりの夏でした。

photo credit: https://unsplash.com/@alexmachado 

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