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プロミスリング


娘の部屋の窓を開けに入ったら
机の上に置かれた何かが目にはいった
見るとそれはプロミスリングだった

懐かしさが込み上げる


プロミスリング
今はミサンガと言った方が馴染みがあるのかな
願いが叶いますようにと思いを込めて毎日つけて
自然に糸が切れた時願いが叶うお守りみたいなもの

私が中学生の頃プロミスリングが流行っていた
可愛いから学生カバンにつける子ファションとして手首につける子
お揃いのプロミスリングをつける付き合っている子たち

付き合ってお揃いのプロミスリングなんて!
夢の夢で 憧れだった

もちろん学校につけて行ったら即没収だ
付き合っている子たちは足首につけたりして
どうにかバレないようにしてたように思う

強者は何本つけるん!?っていうくらい4、5本いつもつけては没収されてまたつけての繰り返しの子もいた

自分で作る子も結構いて私も自分でプロミスリングを編んでコレクションしていた

今は作り方の本も沢山あるし模様の種類も沢山


当時はV字模様や斜め模様や細めのねじり編みばかり作っていた

いろいろな色の刺繍糸でどの色とどの色の組み合わせがいいかなとか考えるのも好きだった

編んでいくと模様が一段ずつできていく
少しずつプロミスリングらしくなっていく感じも好きだった

私は器用でも上手でもない
完全自己満足の世界マイペースに作ることが好きだった

出来上がったプロミスリングを手首につけてみる
可愛いなってテンションがあがるあの感覚が忘れられない


そういえば私が中高生の頃だったか橋の上や道の傍らに沢山のシルバーアクセサリーやプロミスリングが置かれた露店が結構あった

買ったことはないけれど通るたび横目に映る当たり前なくらいあったあの光景が今はなくなってるな


久しぶりに見たプロミスリング
しかも娘の部屋でみるなんて思ってもみなかった
懐かしい気持ちと嬉しい気持ち



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