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ドイツ遠征記②~トレーニング編~

 ドイツに来て2週目が終わりました。週末はどこかのクリスマスマーケットに行こうと思っていましたが、疲労と外が寒すぎるので、部屋でゆっくり過ごすことにしました。来週は-10度を下回る日もあるらしく、想像するだけで震えています。さて、今回はトレーニングについて書こうと思います。

チーム構成とトレーニングの流れ

 今トレーニングしているケムニッツのジャンプチームはコーチが2人いて、選手は男女合わせて10人弱です。シニア、ジュニアで分かれてトレーニングするときもあれば、一緒にするときもあり、同時にトレーニングするのは2~5人くらいです。

 人数が多いとコーチが見きれなかったり、仕事や授業との関係で、時間を分けているようです。月曜日に一週間の予定が配られ、ミーティングの後、トレーニングが始まります。

トレーニング施設

 冬は基本的にインドアスタジアムでトレーニングをしています。一周200mと直線60mの走路、跳躍や砲丸投げのピット、ウエイト施設、地下に120mのスプリント走路があり、施設内は暖房が入っています。暖かく半袖で練習できるくらいの室温ですが、朝方少し肌寒いなと思ったら「光熱費が高騰しているから節約しているらしい」とチームメイトが教えてくれました。では、いくつかの写真を並べます。

6レーンの直線走路
走幅跳、三段跳ピット。
カーブは傾斜がついています。走るとジェットコースターのような感じ。
オールウェザーのサーフェイス。
棒高跳ピット。
砲丸投げピット。ウエイト後の砲丸フロントバック投げで使っています。
地下にある120mの直線走路。壁に光電管が設置されています。

感じたこと

 長年私はトレーニングは週5回、フレッシュなときにポイント練習、その後にパワートレーニングという流れでした。そのため、以前ドイツでのトレーニングに初めて参加したときは「なぜフレッシュな時にウエイト?」「レストは日曜日だけ?」と戸惑いました。しかし実際に行ってみると、ウエイト翌日のスプリントの調子が良かったり、疲れているけれど動ける、ということもあったり。

 長年トレーニングをしていると、ある程度結果が予測できる部分がありますが、それが時には思い込みにも繋がり、パフォーマンスの飛躍を阻害しているのかもしれないなと思いました。固定概念を持ちすぎずにまずはやってみることや、なぜそうしているのか、もっと改善できる点はないかと普段の取り組みを再考することも大事だなと感じました。

 残りの期間も一日一日を大切に積み上げていきたいと思います。

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