見出し画像

図解フィードバック 箱根駅伝2021 1区&2区

本文は無料で公開しています。

こんにちは!ひと目でわかる箱根駅伝です!

 ひと目でわかる箱根駅伝のnoteはパワーポイントの画像と文章で構成されています。また、YouTubeにはnote要点まとめ動画をアップしています。文章を読まずに画像だけ追う、YouTubeの動画を見る、いずれもnote要点がわかるようになってます。じっくり内容を楽しみたい方はぜひ文章を読んでください。
 記事本文は無料で公開しています。記事を読んで、100円払える内容だと感じたら、記事を購入してくださるとうれしいです^^


↑この記事の要点をまとめた動画になります。 




それでは、本題に入っていきましょう。

本日はですね、箱根駅伝2021 図解フィードバック ~1区&2区~というわけで、今年の箱根駅伝1区と2区を、当方作成の図・チャートをフル活用して、振り返っていきたいと思います。

画像2

 まずは1区のまとめです。「スローペースの駆け引き」区間賞のタイムは昨年より2分遅くなる展開でした。次に「前と1分以上離されたチーム無し」2016年~昨年はありましたが、今年は珍しく前と1分以上離されたチームがありませんでした。そして「ラストは大熱戦」ラストスパートは1キロ当たり2:49とハイペースになりました。

画像3

 続いて2区のまとめです。「東国ヴィンセント vs 昨年の東洋相澤」2人の走りを比べるとヴィンセントが前半に大きく差をつけており、後半相澤の記録に迫られながらも相澤の記録を8秒更新する区間新記録を達成しました。次に「駒澤 田澤&東洋 松山」田澤は中盤の横浜駅前~権太坂の定点間、松山は最後の権太坂~戸塚の定点間を日本人トップのペースで走りました。最後は「区間日本人トップ 日体 池田」前半は7人の4位集団、後半は東海名取と共闘できた展開が最後までペースを落としすぎず走れた要因だと思います。


まずは1区を振り返りたいと思います。


画像4

 まずは区間賞のタイムについて、昨年より1:49遅くなりました。また、平均タイムも昨年より1分遅くなるなどスローペースの展開となりました。(去年が速すぎたともいえるかもしれません。)そんな中、全チームが団子状態で、前のチームと1分以上離される大学が今年はありませんでした。これは2016年から毎年あったことなので珍しいことといえると思います。開始早々スローペースで、なかなか前に出る選手がいない中で、戦力に自信のないチームとしては、かなりありがたい展開だったのではないかと思います。

画像5

 続いてペースの変動を見ていきましょう。15kmまでは1km 3:01ペースでした。昨年が1km当たり2:52ペースでしたから、9秒ペースが遅いという序盤から中盤の展開となりました。区間賞を獲得した法政鎌田のラストは1km換算で2:49でした。昨年のラストスパートは区間賞の選手で1km当たり2:52でしたので、今年の鎌田のスパートの強さが光ります。前半スローペースだった分、ラストはかなりペースアップしましたね。また、往路優勝をした創価は福田がトップと15秒差の3位といい流れを作りました。そして2年ぶりの箱根駅伝出場となった城西大は1区区間7位、トップと21秒差といきなり存在感を見せました。


続いて2区を振り返っていきます。

画像6

 まずは、今年の東京国際ヴィンセントと昨年の東洋相澤の走りを見比べていきます。ヴィンセント最初の8km を 2:46/kmで入るなど、前半から飛ばしていきました。横浜駅前までで40秒権太坂までで50秒相澤より速い前半~中盤となりました。この貯金によって昨年の相澤を超える記録となったと言えます。

画像7

 権太坂までで50秒ほど相澤より速く走ったヴィンセントでしたが、ラストは相澤に軍配があがりました。上り中心の定点間ですがひとつ前の定点間とほぼ変わらぬペースという、さすが相澤という走りでした。

画像8

 ヴィンセントの今年の走りについてもう少し見ていきます。鶴見~横浜駅前の最初の8.2kmで14位から2位へ12人を抜いていき、トップ東海との差を6秒差まで詰めました。次の定点権太坂までの7キロで東海を抜いて26秒差をつけ、戸塚までで2位と59秒差をつけるという、終始圧巻の走りとなりました。また、往路優勝、創価のムルワはかなり長い距離ヴィンセントについて行きました。そのあとの区の流れにつながるナイスランだったと思います。

画像9

 過去の結果と比べていきます。今年は区間2位以下を大きく引き離しヴィンセントが圧倒しました。ヴィンセントや相澤の圧倒的な力に影を潜めがちですが、昨年2位の東国伊藤も二人に迫る記録を出しています。また、昨年3位の拓殖レメティキ、一昨年区間賞の日大ワンブイ、区間2位の塩尻の走りは他のランナーと一線を画すワンランク上の結果と言えます。

画像10

 次に駒澤田澤と東洋松山の走りを紐解いていきたいと思います。駒澤の田澤は最初比較的抑えて入りました。大八木監督の声に背中をおされ、中盤は区間3番目のペースに上がりました。東洋の1年生松山は中盤に少しペースが落ちた部分はありながらも、最後の定点間を日本人最速のペースで走りました。この終盤の驚異的な粘りが区間4位の好記録を生んだと言えます。

画像11

 最後は2区日本人トップとなった日体の池田の走りを振り返ります。序盤は、城西、法政、日体、青学、早稲田、東洋、神奈川と7人の4位集団を形成しながらレースが進んでいきました。その後、東海名取に追いつき、そこから一緒に最後の戸塚まで行く展開となりました。この展開が、中盤までハイペースで、また最後までがくっとペースを落とさずに走れた要因なのではないかと思います。

ここまで、1区と2区を振り返ってきました。

画像12

 1区のまとめです。区間賞のタイムは昨年より2分遅くなるなどスローペースの展開でした。そんな中、全チームが団子状態で、前のチームと1分以上離される大学が今年はありませんでした。2016年から毎年あったことなので珍しいことといえます。そして前半スローペースだった分ラストスパートは1キロあたり2:49とハイペースになりました。

画像13

 2区のまとめです。東京国際のヴィンセントは昨年の相澤に比べ権太坂までで50秒速く走っていたことが記録更新につながりました。駒澤田澤は序盤抑えめに、中盤でハイペースの走りとなりました。東洋大の1年生松山は最後の定点間が日本人トップになるなど、驚異の粘りを見せて区間4位を勝ち取りました。日体池田は展開にも恵まれ、前半ハイペース後半もペースを落としすぎず走れたことで区間日本人トップになりました。

画像14

本日の内容は以上です。記事を読んで、100円払える内容だと感じたら、記事を購入してくださるとうれしいです^^ サポートしてくれたらもっとうれしいです(^^)/

ここから先は

750字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?