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図解フィードバック 箱根駅伝2021 7区&8区

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それでは、本題に入っていきましょう。

本日はですね、箱根駅伝2021 図解フィードバック ~7区&8区~というわけで、今年の箱根駅伝7区と8区を、当方作成の図・チャートをフル活用して、振り返っていきたいと思います。

大学駅伝界の進化がみえて、興味深いと思っていただけるような内容になってると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

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まずは7区です。

区間1位~区間10位まで差が少ない。大学駅伝界全体の選手層やレベルが底上げされてきていることが示唆されました。
6区で少し流れが悪かった創価、リード広げるナイスラン。創価大の原富は最後もペースを落とさず、走り切りました。
最後まで粘れたゆえの区間1位と2位。最後の大磯・平塚の定点間の上位2人が7区の区間1位と2位になりました。

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続いて8区です。

全体的にハイレベルな8区。平均タイムと10位のタイムは2016年以降最速となりました。
青学復路良い流れ 5位浮上。青学の岩見は、最後の最後まで絞り出し、ペースアップしてチームを5位に押し上げました。
明治大保 区間記録に迫る。終始単独走でも前半に限らず、中盤以降ハイペースで東海小松の区間記録に迫る快走を見せました。


まずは7区から順番に解説していきます。


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区間記録の分布を見ていきましょう。
区間1位から区間10位まで、1分18秒と大混戦となりました。

2016年以降2番目に遅い区間賞となりましたが、2016年以降1番速い10位になっています。
厚底シューズの台頭もあるかもしれませんが、2019年以降、大学駅伝界全体の選手層、レベルが底上げされてきてることが示唆されました。

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最後の定点間で前の定点間とペースほぼ変わらなかったのは、創価、原富 駒澤、花崎 早稲田、宍倉の3人でした。
早稲田は7区で10位に浮上しました。総合5位とシードを獲得する流れを宍倉がこの7区で作りました。本人は悔しいと言っていましたが、それでも4年生として見事な走りを見せてくれました。
中央の2年生中澤は中盤まで区間4位のペースで走っていましたが、最後に息切れしてしまいました。序盤は見事だっただけに、来年以降エース格に成長した姿を期待したいと思います。
創価の原富は、最後まで1キロ2分59秒と全くペースが落ちませんでした。
6区で1分以上詰めよられ、2位駒澤に流れが傾きかけたところだった7区で、リードを43秒広げるという最高の仕事をやってのけました。


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駒澤の花尾は序盤良いペースで入りましたが、中盤以降うまくペースを上げることができませんでした。
青学の2年生近藤は序盤区間賞ペースも後半失速してしまいました。この走りを来年以降に繋げていってほしいです。
東京国際の佐伯はレース後に「飛ばしすぎた」と言っていましたが、最後までペースを落とさずそのまま区間賞となりました。
最後の定点間の上位2人が区間1位と2位だったということで、ペースを落としすぎず粘れたゆえの区間1位と2位なのではないかと思います。


続いて8区を解説していきます。


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昨年より、10位のタイムが1分7秒速く、平均タイムが48秒速くなりました。いずれも2016年以降で最速のタイムです。
2019年以降の大学駅伝界全体の選手層、レベル底上げが、7区よりも顕著に表れています。

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8区のペース変動を見ていきましょう。
早稲田の千明は最後の定点間でトップと、粘り強さを見せてくれました。今年はキャプテンとしてより一層の活躍を期待したいと思います。
中央の三浦は最初は定点間をトップで走りましたが、中盤以降失速してしまいました。この走りをラストイヤーとなる今年に繋げてほしいです。
青学の岩見は遊行寺坂~影取の定点間で区間7位のペースでしたが、最後の影取~戸塚の定点間で区間4位のペースまで上げました。
復路の良い流れをそのままに順位を5位まで押し上げました。


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ペース変動をさらに見ていきましょう。東洋の野口はラスト2定点間合計タイムが区間トップと中盤以降に強さを見せました。中盤以降東海の濵地との勝負の中でペースが上がっていったのかもしれません。
明治の大保は序盤から中盤までハイペースで入りましたが、後半もペースががくっと落ちずそのままタスキを繋ぎました。終始単独走にも関わらず、自分のペースを刻み続けるというロードへの強さを見せました。

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区間記録に迫る快走を見せた明治の大保と区間記録保持者の東海小松の走りを見比べていきます。
遊行寺坂までの15.6kmは、大保が小松より18秒速く走りました。
影取の時点で大保が4秒リードしていましたが、戸塚までの3kmで小松のペースが上がり最終的に10秒届かずといった展開でした。
大保の後半の走りは今年の他のランナーと比較してもかなり良いほうなのですが、それを超えるという小松の記録の偉大さがよくわかる結果となりました。


ここまで7区と8区を解説してきました。

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7区のまとめです。区間1位~区間10位まで差が少ない。大学駅伝界全体の選手層やレベルが底上げされてきていることが示唆されました。
6区で少し流れが悪かった創価、リード広げるナイスラン。創価大の原富は最後もペースを落とさず、走り切りました。
最後まで粘れたゆえの区間1位と2位。最後の大磯・平塚の定点間の上位2人が7区の区間1位と2位になりました。

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続いて8区です。全体的にハイレベルな8区。平均タイムと10位のタイムは2016年以降最速となりました。
青学復路良い流れ 5位浮上。青学の岩見は、最後の最後まで絞り出し、ペースアップしてチームを5位に押し上げました。
明治大保 区間記録に迫る。終始単独走でも前半に限らず、中盤以降ハイペースで東海小松の区間記録に迫る快走を見せました。


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本日の内容は以上です。

いかがでしたでしょうか?

2019年以降の高速化が顕著に表れていて、おもしろいと思っていただけたかと思います。

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