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競馬関係者放談的POG②~ノーザンファーム早来編(2/2)

:POGの記事も、早速たくさんの諸兄に読んでいただいていて感謝だな。

:一口やPOGは馬券以外の競馬の楽しみ方としてかなり認知されてきましたよね。一部の人気クラブは希望の馬に出資できないなんていう新たな問題も出てきていますが、競馬の奥深さやおもしろさを知ってもらえる関わり方だと思うので、より多くの人に楽しんでもらいたいです。

:さて、今年のダービーだが、早来のタスティエーラがレーンに乗り替わり、空港のスキルヴィングがルメールで参戦と、ここ最近の社台ファームの攻勢に待ったをかけようと必死の布陣に見える。

:オーナーに限らず生産者にとってもやはりダービーは別格。タスティエーラはハーツコンチェルトとの兼ね合いもあるのでしょうけど、代役を押さえるにしても本気度が伝わってきますね。

:そもそも早来に限ると2015年のドゥラメンテ以来、ダービーを勝っていないんだよな。もちろんその間にもアーモンドアイ、クロノジェネシス、グレナディアガーズと活躍馬は送り出しているんだが。

:POGの観点からしてもダービーの賞金が3億円になったことで、より一層ダービー馬を見つける重要性が高まってきています。指名の戦術面は各々のルールや好みがあるでしょうから、我々は馬そのものの評価を重視しながら見ていくことにしましょう。

先輩:競馬関係の仕事に携わる。国内複数クラブに出資し、現在海外含むG1を6勝、国内重賞8勝、種牡馬入り1頭。
後輩:競馬関係の仕事に長く従事。国内外を問わず競走馬に出資し、ケンタッキーダービーを含むアメリカG1を3勝。米で種牡馬入り実績あり。
※今後、NF空港編(1,2)、社台F・追分F編、日高編を更新予定です。


⑫アイムユアーズ21(ラファミリア)

父:レイデオロ 矢作厩舎 藤田晋氏 牡

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