日米年度代表馬に出資 インゼルサラブレッドクラブ(No.7-No.13) 競馬関係者放談
後:このクラブやキーファーズをみていると、自分の繁殖じゃなくても「なんか毎年この勝負服着ているよね」という血統が多くないですか?
先:昨年の放談でも書いたサラフィナがまさに最たるもの…だったんだが、2022のブリックスアンドモルタル産駒は社台縦縞の服を着ることになってしまった。途端に走る…なんて事もあるから競馬は難しいものだ。
後:前の記事でも書きましたが、牧場系クラブとバイヤー系クラブがあるなかで、血統縛りみたいなのが強くなるとバイヤー系の良さとぶつかる部分が出てこないかなと勝手に心配しています。とはいえ毎年同じ血統が募集されるときょうだいの比較もできるし、応援しやすかったりメリットもいろいろあるんでしょうね。
先:一口会員も個人馬主と同じで、一度その母に出資したら追いかけ続ける諸兄もいるからな。出さずに走られたら悔しいという心理を売る側も上手くついている…とも言えそうだ。ただそういった部分に縛られず個性のある良いラインナップを揃えてほしいというのも本音だな。
後:このゾーンはセリではなく庭先で回ってきたと思われる馬や、クラブやオーナーゆかりの血統が半々くらいですかね。背景からわかることがあればそこも触れつつ、馬自身のこともフラットに語る意識をもって見ていきましょうか。
No.7 ファタルベーレの22
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