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沖縄家族旅行-久高島-普通であれ

時間経ってしまいましたが、沖縄旅行記の続きです。

沖縄旅行二日目は久高島へ行きました。

一日目
沖縄家族旅行-海洋文化館-生きるために生きる

事前に調べるととても神聖な島というのが伝わって来ました。

安座間港からフェリーに乗り、島へ向かいます。

久高島の徳仁港に着いてまず自転車を借りました。
次男は夫の後ろに乗って、3台で出発です!🚲

久高島は細長い島で、フェリーの発着所が島の南にあり、今回は北上して半時計回りに島を周ります。

もらった地図にあるビーチに着く度に立ち寄って海を見ました。

細い道を抜けて、海!

他にも何組か島を周っているグループ、一人旅の人、ツアーで説明を受けている人など様々でした。

この日は暑くて、次男は自転車から降りて歩きたがらない事もしばしば。
ビーチは写真のように綺麗でしたが、実際その場所にいるとまだ五月なのにジリジリと暑くて自然の厳しさも感じました。

ガジュマルの大樹

ガジュマルの大樹を見て、さらに北上。
最北端のカベール岬に着きました。

マイナスイオンの嵐!

とんでもなく気持ちの良い潮風が吹いてきます。
両手を広げて子供達と鳥になりました。
もし大人だけだったら、1時間くらいここでぼーっとしていたかった。

そしてクボウウタキという男子禁制の最高の霊地を通り(一般人はみんな立ち入り禁止)、12:00発のフェリーに乗ろうという事になり急ぎます!

大里家、外間殿など見応えのある場所をはしょることに;;
ビーチはそこそこにこっちに時間を取ればよかった!

特に外間殿は、

天頭神(天の神様の総師)、王礼乃神(太陽の神様)、松乃美神(お月の神様)、ニレー大主神(竜宮の神様)、アマミヨ神(国造りの神様)、百畑地方照乃神(植物の神様)、梁万神(健康の神様)久高島の祖先百名白樽の時代より島の守護神として祭られ外間祝女と外間根人が祭主で総べての祭事が行われる祭場である。外間殿には、上記の太陽、月、竜宮など七つの神様を祀ってあり、久高殿と共に島の祭祀場としては重要な地位を占める隣には西威王が生れたアサギ家がある。

フェリー乗り場でもらったパンフレットより

と説明に書いてあり、これはめちゃめちゃ重要です。
フェリーの時間迫ってましたが、私だけサッと行く事になりました。

が、どこを探しても見つからないのです。
こんな重要な場所、すぐ見つかると思ったのに。その辺りには広場と民家がポツポツあるだけでした。

フェリーで外間殿を調べると、なんと途中見かけた民家が外間殿でした、、!

あまりに他の建物と違いがなくてわかりませんでした。もっと荘厳な神社っぽいのを想像していました。

その私が調べた記事に心に響く言葉が載っていたので引用します。

久高島では子供が生まれると、この外間殿で根神という神職者による名づけの儀式が執り行われ、その時の願い言葉に「あまりえらくなってはいけない、普通であってほしい」というものがあるそうで、とても含蓄の有る言葉だと思います。

okinawainfo.net

私が民家だと思った建物と、この「普通であってほしい」がリンクして、なぜか心に残りました。

北欧のヤンテの掟と通ずるものがあるな、と思いました。

ヤンテの掟は、誰か1人が抜きん出るのではなく、皆で等しく豊かさを分け合うという考え方のことです。

hokuou-info.com

※ヤンテの掟は解釈に諸説あるようです。

自然と共に、スピリチュアリティを大切にする久高島。
そんなスピリットを私の心にも刻んで帰って来ました。

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