解離のような解離でないような

2023/2/23(木)

4時半に目覚め、側の物干しに目がいった時、心底驚いた。
干してあるはずの洗濯物が何もない。
親の洗濯物を干すために自分の洗濯物を他へ移さねば。シャワーも浴びなければ。そう思いながらも寝入ってしまった。

なのでおかしい。物干しが空なのはおかしい。誰かが洗濯物を除けたのだろうか。いや、そんなことをする人はいない。では、誰が移したのか。
小心者なので人影が不意に現れそうでどきどきする。

いくら考えてもわからない。考え疲れて納屋を見に行った。親の洗濯物は洗濯槽に入っていた。

誰かがわたしの洗濯物を他へ移してくれたので、空いた物干しにこれらを干すだけでいい。

霊的な誰かだろうか。
わたしは枕元に遺品を立てている。ある事情により人から預かったものだ。夢でその人からの言葉を聞きたくて枕元に置いている。
その人だろうか。

いや、その人がそんなことをする理由は何もない。
何もわからないまま、空が青みを帯びてゆく。

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