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両手にご飯【宇宙ご飯5/5終】

前回のあらすじ:
ご飯の入ったお茶碗を並べたら数が増えた

いよいよクライマックスを迎えそうなので、分かったことを整理しながらまとめます。

まず、私がやってみたかったのは「背理法の実践」で、その例題を作りました。

『これを1と証明するためには、これを1ではないと仮定し、その条件に矛盾すればこれを1ということができる』


「1ではない数」の条件を見つけるために、頭の中の仮想空間ではひとまず
例題の「これ」=丁度ぴったりにご飯が入ったお茶碗
の形にすることにしました。

このご飯の入ったお茶碗が「1」だという事を背理法で証明したいと思います。

ちょうどぴったりにご飯がはいったお茶碗

これが1ではないと仮定して、1以外の数の条件を考えてみたら次のようになったのでした。
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1よりも小さい数=認識していない(0)
1よりも大きい数=お茶碗が並んでいる(2以上の数)

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※今のところ私の中で、1と0の違いは認識しているか・していないか、しかありません。

証明したいご飯入りお茶碗は、それが「ある」と認識しているので「0」の条件には当てはまらず、お茶碗が並んでいないので2以上の数の条件にも当てはまりません。
よって、このお茶碗は「1」といえる。…とおもう、たぶん!

私が考えた数の条件が数学的にあってる…かどうかは置いておいて、背理法の考え方ってこういう事…な気がする…!どうだろ…
自信はないけど、これで何とか当初の目標であった「背理法の実践」は達成できたのではないでしょうか。

ついでなので、「1+1」ももう一回やってみます。

1+1=2

無事、「1+1=2」になりました。めでたしめでたし( ˘ω˘ )
(※画像内のテキスト)
お茶碗が並んでいる時に、右手と左手で一つずつのお茶碗を持てたら『2』
持ちきれなかったらそれ以上の数
お盆にぴったり収まったら『3』…などのルール決めが必要になってくるなあと思います。
じゃないと、漠然と『お茶碗がいっぱい並んでいる』になってしまって、
『2』以上の数が数えられなくなりそうなので…(この考え方だと)

※2023年7月27日
画像内のテキストに誤りがあるので、画像外に書き出した文章に修正を入れました(画像は未修正)
(修正箇所)
『1』以上の数が数えられなくなりそうなので
→『2』以上の数が数えられなくなりそうなので

【宇宙ご飯で考えたことまとめ】
・「1」は認識できる最初の自然数
・「1」の次の自然数は「2」
・「2」の前には必ず「1」がある
・「0」の意味は「無い/認識していない」、「1」は「ある/認識している」
・負の数は、基準となる点に対してどれくらい足りないかを「認識している」という事なのでは?
・ものすごく小さい「1」も、ものすごく大きい「1」もある

【宇宙ご飯 終】
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以上で、私の『1を知るために宇宙にご飯をつめた話』は終わりです。
この背理法の実践をしている間、「1」や「数」のことを考える時間がたくさんありました。背理法と「1」の話はここまでですが、次回エピローグ的なお話というか、この【宇宙ご飯】を経て私が絵のコンセプトを「1(の概念)」にした理由などを書けたらなと思っています。
もしよろしければあと少しだけお付き合い下さいませ!

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