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苦しい時は憧れの自分になるチャンス

夢が敗れてしまった。
失敗してしまった。

苦しい時は誰にでもやってきます。
あぁもうヤダ!
何もかも放ったらかして逃げ出したい!
そんな風に思って、ついつい自暴自棄になってしまったりします。
しんどくてしんどくて、辛くて辛くてたまらない。
考えないようにしようとしているのに、またすぐ頭の中はそのことで一杯になってしまう。

分かります。
なぜならまさに、今の私がそうだからです。

でも、そんな時こそ、未来の分かれ目、実はチャンスなのです。
今をどう過ごすかで未来は大きく変わります。
ヤケになったら、当然マイナスの方向に進みます。
そんなの分かってても、しんどい中でプラスの方向に向かうなんて、そんな気力も体力ももう残ってる訳ないじゃない。

そうですよね、まったくその通りです。
やっとのことでギリギリ立っていられるぐらいでしょう。
だから、ほんの少しだけでもいいのです。

分度器でちょっとだけ、1度の傾きをつけて線を引いたとしましょう。
その時は、ほとんど真横の線に見えます。
その線をまっすぐ30cm伸ばしてみましょう。
まだまだ誤差の範囲でしょう。
では、それをさらに50cm、1m、10m、100メートル先ではどうなっていると思いますか?
かなりの差が出ているはずですよね。

しかも、今は思いっきり負荷がかかっているのです。
ほんの少しのことでも、大きなことをしているのと同じです。
筋トレで重いウエイトを持ち上げる時は、見た目にはほとんど動かないかも知れません。
でも、ものすごく鍛えられているのです。そして、普通の重さに戻したら、前よりきっと軽々と持ち上げることができるでしょう。
ある意味、とっても効果的なトレーニングの機会です。

でも、何をしたらいいか分からない。
そんな時は、憧れの自分なら、こんな時どうするかを考えてみて下さい。
打ちひしがれてる時に、どんなことをする人に憧れちゃいますか?

辛くても笑顔で明るく振る舞う?
ライバルを応援する?

いやいやいやいや、無理無理ムリムリ!
そんな大きな事はしなくて大丈夫です。

その憧れの行動の、一番ささやかな真似をしてみましょう。
鏡の前で一瞬だけでも笑ってみる。
応援するフレーズを独り言でつぶやいてみる。
それで充分です。

苦々しい笑顔でも、棒読みのつぶやきでも、苦しい中でそんなことをやってみようとするなんて、ステキな人じゃないですか。

苦しみはまだ続くだろうけど、いつか抜け出せた時には、もっと余裕でできるようになっている。
その時、きっと憧れの人になれているはずです。

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