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「オススメですよ。」に隠された心理効果。

 こんにちわ、コタロウです。
わたしは普段、ほしい商品などがあれば「Google」で情報を集めてから買うようにしています。
その際によく記事で見かけるのが「おすすめ〇〇20選!」のようなタイトルです。

 気になって覗いてみると、ひとつひとつ「強み」や「比較」などをまとめてくれてあるうえに丁寧にランキングで表示してくれています。
買いたい商品で悩んでいるとき、このようにランキングで表示してくれているのは本当にたすかりますね。
ひとつ気になることといえば、「20選」って多くないですか?

 オススメしてくれるのはありがたいのですが、そんなに数があるとわたしは逆に迷ってしまいます。
どれから見ていいのかわからなくなりますし、ランキング20位の商品なんて誰も参考にしなくないですか?
「オススメならせめて5つぐらいに絞ってほしい!」といつも思います。

 しかし、よくみてみると1位,2位,3位らへんの商品にはわかりやすく金、銀、銅の王冠がついていたりします。
それに、上位商品の説明書きはお客さんのレビューなどもいれてしっかりと作りこんであるのです!

 悩んでいる人にはわかりやすくてありがたいですね。
「このたくさんの中から選ばれたベスト3の商品であれば間違いないだろう」と、ついついクリックしてしまいます。

 このように順位につられてついついクリックしてしまう方、多いのではないでしょうか?
じつはこのランキング表示というのはある心理効果を利用した販売手段なのです。

 商品の数というのは多ければ多いほど人目を引きます。
商品が10個しか並んでいないお店と100個並んでいるお店でしたら100個あるお店の方が気になると思います。
 
 しかし、人は選択肢が増えれば増えるほど決断することが難しくなります。
100個の商品のなかから選ぶよりも10個の商品のなかから選ぶ方が決めるのが容易なのです。これは「ジャムの法則」と呼ばれており、たくさんの選択肢より少ない選択肢のほうが人は選択することが容易になるのです。

 しかし、「それでは20個もあったら誰も決められずに帰ってしまうのでは?」と思いますよね?

 そこでこのランキング表示には「バンドワゴン効果」という心理効果が使われます。

 バンドワゴン効果とは、「多くの人が支持している商品は良いものである」と無意識に思ってしまう心理効果です。
ランキングのなかでいうと王冠のついたベスト3の商品がこれにあたりますね。

 たくさんの商品で注目を集めて、そのなかでも「たくさんの人に支持されているのはこの商品です!」と、うたうことであなたをベスト3の商品へと誘導するのです。

 わたしも何度か思わずポチっとしちゃいました。
なんとなく「買わされた感」があり、少し後悔もしましたが、とても良い商品だったので結果オーライです。

 ランキングというのはとても参考になるのですが「今、自分にとって本当に必要なものはなにか?」ということがとても見えにくくなってしまうとわたしは思います。

 お買い物をするときは上位の商品に飛びつくのではなく「今のあなたに必要なものはなにか?」という根本的なことをわすれないようにしましょうね。

 

 

 

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