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ウミシダ~壮大なヒストリーを持つ美しい生き物~

ウミシダという生き物をご存知でしょうか?
もう先に見せちゃいましょう!

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どーん!

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どーん!

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ばーん!

植物でしょ?海藻でしょ?
そのご意見ごもっとも。植物や海藻に見えますが、れっきとした動物です。

ウミシダは棘皮(きょくひ)動物というヒトデとかウニに近い仲間に分類されます。

なぜなら!棘皮動物の最大の特徴!
それは五放射相称であるということ。

ヒトデが一番分かりやすいと思いますが、同じパーツが5つくっついて体が出来ています。

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ウミシダはたくさん腕がありますか、根っこの部分、腕の分岐の始めは5つなんですね!

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それにしてもへんな生き物ですよね。
植物みたいなこの形、そしてあまり動かないのはぜなのでしょう?


それはウミシダの進化の歴史に秘密があります!

ちょっとややこしくなりますが、
ウミシダはウミユリの仲間です。

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棘皮動物門
 ウミユリ綱
  ウミシダ目←わたしがウミシダと言ってるのはここのグループに入る生き物


ウミユリはこれまた植物のような生き物で、まさに海のユリ!

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ウミシダはウミユリの茎がないバージョンの生き物なんです!ウミシダは後から進化してきた生き物と考えられています。

ウミユリは現在、深海にしか生息しておらずなかなかお目にかかることはできません。でも、かつては世界中の海で大繁栄した生き物でした。

その証拠に、化石がめちゃくちゃ出る!
おそらく化石ならば目にしたことがある人もいると思います。古生代といって、恐竜や三葉虫などが繁栄する前の時代に特に多いです。つまり生きた化石。昔から姿形をほとんど変えていません。

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K.M=KARIBITOさんによる写真ACからの写真

ウミユリ・ウミシダは濾過摂食といって、海水中に漂っている小さな生き物や有機物をキャッチして食べています。

効率よく食べ物を集めるために、あの羽のような植物のような美しい腕が大活躍するんですね!(ちなみに英語ではfeather starといいます。羽の星☆)

ウミユリの場合は、もう根を張るように場所を決め、海流に合わせて羽を広げて待つスタイルです。

しかし、前述したとおりウミユリは大量絶滅を経て今は深海にしかいません。深海ならば敵も多くないし、流れも穏やかだからそれでよかったのでしょう。でも浅海からは姿を消してしまった。

そこで登場したのがウミシダです!

茎を自ら捨て(幼生の頃に自切する)、動きやすくし、固着生活から自由生活するようになったのがウミシダです。

ウミシダ、歩きます。泳ぎます。

↑ 8:00頃から動く映像が見られます

動画で紹介しているのは小さい個体ですが、大きい個体はなかなか大迫力!ダイバーさんとかがたまに出会ってビックリするみたいです。

動けることによって、敵から逃げることもできるし、より餌のある環境の良い場所へ移動することもできる。

おかげで浅海への復帰を果たしたのですね!
深海性のウミシダもいますが、基本深海にウミユリ、浅海にウミシダという認識でいいかと思います。

とはいえ、濾過摂食で基本動きたくないのは同じ(笑)普段は岩影に潜んでいたり、岩や海藻にくっついてほとんど動きません。
だから海藻にしか思われない。悲しくも美しい生き物なんです。

でも、こんな壮大なヒストリーがある、そしてよく見るとめちゃくちゃ美しい生き物なんだよ!ということを伝えたくて書かせていただきました。

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ウミユリ類は日本に約110種、世界に約650種ほどいると言われています。しかし、実際は分かっていないことがとても多い生き物です。

何故なら研究者がすごく少ないから。
興味を持ったあなた、研究してみませんか?(笑)


ちなみに、先日訪れたマリンピア日本海はウミシダが4種(もしかしたら5種?)も展示されていて個人的に大興奮でした!

ぜひ、ホンモノを見に行ってください♡

まとめ
ウミシダは体の一部分を切り捨てることにより自由生活を得て、生息域を広げた美しくたくましい生き物である。

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海の生き物が好きすぎるヒトデ研究者。海の生き物の魅力を伝えるためyoutubeやSNSで情報発信中。講演・イベントなどもやってます。さかなクンになりたい。ブログもやっているので、noteではもう少しゆるく心のままに色んなことをつづってみたいと思っています。