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jomonさんがやってきた!

2024.9.6-9.8
佐合島▶︎祝島▶︎祝島一周▶︎佐合島 
3h40m.4h40m.4h  計11時間40分
直線総距離約38km  

すべての生き物を幸せにすることを目指して
世界中のみんなと樹齢280歳の杉の木の丸木舟【ミンナ】で世界を一周して母なる地球をキラキラ星にするプロジェクト。
【ミンナ】は47都道府県の小学生が石斧を使って2年半かけて作られたもの。

キラキラ星とは、
すべての生き物たちが
楽しく仲良く面白く暮らせる地球船のこと。

来年4月から18年かけての日本一周がはじまる。
このメッセージを伝え広めながら、各県でビーチクリーンの参加を呼びかけ【ミンナ】に乗ってみんなで航海に参加してもらう。

地球船を【ミンナ】にみたて心を一つに未来へ向けて漕いでいく。

発起人は元宮大工であり縄文大工の雨宮国広さん。
今年12月に【みんなのふね】という映画も公開される。

プロジェクト名は【jomonさんがやってきた!】
航海練習をしてきました。

海の現実がだんだんと分かってきて、
言いたくないけど、苦しい悲しい言葉がない。
はっきりと分かるのは、【海の破壊は緊急事態】
山口県は祝島の周囲を2時間漕ぎ続ける間中、
護岸コンクリートの壁が続く。 

護岸の海側の海中は、更に形の揃った巨大なコンクリートブロックで敷き詰められ、さらに海側には石が敷き詰められ、小魚1匹ですら見当たらない世界。
豊かな海を持続するのに必要な海藻も全く生えていない。

島には木々生い茂る山がある、
【護岸】が作られた事で
山からの栄養満点の山水が堰き止められ、風の道をふさぎ、波の行き場を無くし、潮の流れを変え、海の中の景色を変えた。山と海に住む数え切れないほどの多様な命の営みをコンクリートで埋めたのだ。
多様な命が溢れていたはずの海の姿は、
命が生まれないコンクリートの海になったのだ。何の為に。

護岸が途切れた場所から少し進んだ岩場の沿岸に、イカの群集を見た。かろうじて生き場を見つけて生きている。

島に生まれ育った国弘さんという男性が子供の頃の海を語ってくれた。
【上から覗くと海底まではっきり見えるほど透き通っていた海。潜ると竜宮城そのものだった。朝から晩まで島中が遊び場だった。】

多様な命が溢れる自然は、それだけで子どもの心を育み、感受性を伸ばす。安全ばかりでない自然の中で思い切り遊ぶことは、子どもの判断力を養うと思う。
柔軟な視点と問題解決能力、対応力、正確な判断力を持った逞しい大人を育てる。
優しい目でいきいきと昔の話をしてくれる国弘さんを見ていると、そう感じとれる。
自然が失われることは、国弘さんのような魅力的で逞しい大人がいなくなる事でもある。

奄美大島の【嘉徳の浜】は、太古からの自然の営みが残される日本で三ヶ所しかない天然の浜の一つ。嘉徳の浜の凄いところはこれだけではない。
オサガメという世界最大級のウミガメがいる。大きいもので全長三メートルを超える。
なんと恐竜が絶滅した時代をも乗り越えて、1万年以上前から生き続けているというのだ。
そのオサガメが産卵しにくる日本で唯一の浜、
それが嘉徳の浜という。

オサガメは世界で最も絶滅が心配される絶滅危惧種であり、奄美大島は世界遺産にしていされている。

信じられないが、その嘉徳の浜に、
180メートルもの護岸が設置されるというのだ。工事が開始されている。
一部の住民の方々が、生活を犠牲にしながら座り込みを続けて下さっている。
日曜日以外の平日、座り込みに参加してくれる人を緊急募集している。

生きる悦びと感謝に溢れ、すべての生命が輝く世界を思い描くこと。そしてその世界を生きる悦びを感じながら、今ここでその世界を目指して行動すること。思い描き行動を起こすことは私たち人間にしかない創造力。
人間だけに与えられた最大の能力だと感じます。

一部の人達の私利私欲に破壊されていく世界に苦しみながら生きるのではなく、生きる悦びと感謝に満ちたすべての生命が輝く世界に生きることを選択し、行動していく。
思い描いたその世界はきっと私たちの現実となると確信しています。

でもそんな風に前向きになれる日ばかりではない、生きているとさまざまな状況に直面する。
日々生きることに精一杯で、すべてに無関心無気力。苦しみや悲しみに浸るしかない日々もある。そんな時は、何年かかってもいい。自分を癒すこと、自分の味方であり続けることを諦めないでほしい。

あなたを破壊するその闇から、あなたを守る為に行動してほしい。決してそう思えなくても、【今日も共に生きてくれてありがとう、頑張ってくれてありがとう】そう声に出して励ましてあげてほしい。

それは、嘉徳の浜に行き浜を守る事と同じことだと思う。私たちは一つの地球という命を生きている。地球全体で、さまざまな破壊を癒し守る事が早急に必要だと感じる。自然だけでなく、人の心も地球の一部だから。
あなたの心を癒し、守ることができた時には
周りにある自然界に目を向けることをしてみてほしい。

一つの地球という命をみんなで生きている
わたしたちはつながった命だ。

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