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RM - Bicycle に想うこと

2021年のFESTAにて6月7日0時公開されたナムさんのBicycleを聞いて思ったことをつらつらと。
私は新規ARMYだし、深い考察は苦手で表面で物事を捉えがちなところがあるので本当にただの感想になるけども書いておきたいと思ったので記録。

何はともあれまずはぜひ「Bicycle」を聞いていただきたい。

公開前から「Bicycle」といえばナムさんの曲が来るかも?と予想されていていたが0時になってイントロ部分を聞いた瞬間「あぁ…」と声が漏れてしまった。導入部分からゴリゴリのラップじゃなくて優しい雰囲気の曲だということが伝わってくる…。

ラップラインであるナムさんが低く優しい声で歌う曲。本当にずるい…。夜聞いたなら良質な眠りを提供してくれそうな落ち着く声、リズム。ところが私はこれを聞いて良い眠りにつけるどころか興奮してしまい、深夜のエンドレスBicycleが始まった。

そして聞いてると当たり前に気になる歌詞の内容。投稿画面に書いてあるナムさんからARMYに向けたメッセージの内容。こういう時に本当に言葉の壁を感じる。誰かのフィルターを通さずに自分で内容を理解できればどんなに幸せだろうか。

ただ、ハングルを1文字ずつ読むのもかなり遅い私は(そして読んでも意味は分からない)おとなしく優しい誰かが訳を載せてくれるのを待つ。特に歌詞なんて直訳じゃなく雰囲気をもたせるものも多いので訳もいろんな方のを見てどれがしっくりくるのか探っていく。
夜中に言葉がわからない私たちのために即刻和訳してくれる方々には本当に頭が下がる。

そのなかで一番私が感動した和訳はIANさん(@IAN7209)のものだった。

ナムさんが書く言葉って本当に詩的で優しい。
誰の日常にも転がっていそうな平凡なことに彩りをつけるのがすごく上手いと思う。私にでも感じ取れそうな日常的風景、それを思い描ける歌詞を読んで彼をとても身近に感じた。

むしろ彼は「世界的人気のアイドルグループのリーダー」だからこそ日常を拾い集め詩を作ったのかもしれないな、と思った。

過去に彼が発言した内容で印象に残っているものがある。

僕は弱い人間になりたくないし恐怖に食われる人間になりたくありません
博物館に行ったり植物を育てたり自転車に乗るのはイカれないための闘いです
―BREAK THE SILENCE: THE MOVIEより

このドキュメンタリー映画には他にもいろいろ興味深い言葉が出てくるので興味を持った人はぜひ見てほしい。

彼のように「ありふれた日常」を簡単に手に入れることができない環境のなかで自分を保つために自転車にのり26歳のキムナムジュンとして過ごす時間がどれほど大切なのか。そんな大切な時間に生まれた感情を共有してくれていると思うとすでに胸がいっぱいになる。

泣いてもいいよ 幸せだったら悲しいものだよ
悲しかったら自転車にのろう

幸せだからこそどこか感じる悲しさ。常に「悲しい」と思うわけではなくふとしたとき出てくる感情。それを「悲しさ」だと思わない人もいると思う。それくらい自然に溶け込む感情をすくい取って詞にできるって本当にすごい。

人は欲深いものなので幸せの維持、向上を願ってしまう。それを願った瞬間に「悲しさ」も訪れる気がする。
それを否定することもなく受け入れて包み込んでくれる歌詞は日々の生活の積み重ねのなかで少しささくれた心を撫でてくれるような安心感がある。

この歌詞とともに添えられていたナムさんからのメッセージもとても素敵だった。

自転車に乗ることがいつもドキドキしているとは…かわいい。
昔から行っていたことを今もできるってことは幸せなんだとおもう。習慣付いたり当たり前になってしまうとそれさえも忘れてしまうけど。

どんどん階段を昇って行くBTSとして難しいことなのかもしれないけれど自転車のように「変わらないもの」がこれからも彼の癒しになりますように。



私の中で新たに加わった「自転車ソング」(今まで自転車といえばゆずの夏色だった)ナムさんからもらったプレゼントを聴きながら深呼吸をして良質な眠りにつきたい。

そして明日天気が良ければ自転車を買いに行こうかな。


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