その空の青さを僕は知らない
生まれつき色の識別が弱い
だから僕は、あなたが綺麗と感じるその色を知らない
僕が思うこの色は
あなたが見ている色とは違う
でも、そこにあることは知っているんだ
あなたが綺麗と呟く
空が、木々が、そこにあることを
あなたという存在が
いるよ、て言ってくれているだけで
その存在を感じるだけで、僕は充分なんだ
あなたの口からでるその言葉が
その感覚が、僕にとっての色なんだよ
だから、安心して目を閉じよう
目に浮かぶのは、まだ見ぬ色鮮やかな世界
僕の世界は、うまく伝えられないや
伝えることばは、みんなから貰った言葉だから
聞いてくれてありがとう
いるよ、て言ってくれてありがとう
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