ロンドンぶらり(笑)地下鉄三昧

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「ロンドンぶらり」最終回です。

他にもネタはあったんですが、写真撮り忘れてるし(笑)

さて、ロンドンでの足は、なんと言っても地下鉄(アンダーグラウンド)。20年前に来たときは日数も少なかったのであまり乗りませんでしたが、今回は毎日地下を移動しました。駅も多いし、どこに行くにも便利です。

今回は、前に来たときにはまだなかった、これを使用。東京でいうスイカかパスモですね。ロンドンのは、「オイスター」と呼ばれています。

ロンドンの地下鉄は、運賃が高い。1駅でも乗ると4ポンドくらいとられるので、約600円超(そのかわり、同じゾーン内ならどこまで乗っても同じ値段)。それが、このオイスターを使うと半額くらいになるんだから、使わない手はないですね。

スイカやパスモと同様に、駅の自動販売機で買えて、残額不足だとチャージ(トップアップと言います)できるのも同じ。ちなみに、買うときもチャージするときも、クレジットカードを使う方がずっと簡単で便利です。

忘れてはいけないのが、使用額に上限があること。だいたい7ポンドくらい使うと、その日はそれ以上は引かれない。つまり、以降は運賃がタダになるのです! なので、できるだけたくさん乗るのが、お得。

ただし、ロンドンの地下鉄には乗り越し精算という考えはないので、うっかり残額以上の区間に乗ってしまうと、非常に高額の罰金を取られるんだとか。だから常に残額を意識しないといけないので、緊張感を伴いますね。だって、残金額が自動改札で表示されるのは、駅で降りるときだけなんだもん。

そういえば、香港の地下鉄にも同じようなカードがあって、その名を「オクトパス」と言います。オイスターが牡蠣(かき)で、オクトパスはタコ。どちらも「O」で始まる海産物系の名称なのは、同じ英連邦系だからでしょうか(笑)

よく「ロンドンの地下鉄は路線がややこしいので注意」とか言われます。路線図はこんな感じ。

太い水色の線がテームズ河ですね。まあ確かにシンプルではないですが、どうでしょう、東京の地下鉄と大して変わらない感じじゃないでしょうか。中学生の息子でも、すぐに路線を把握できましたよ。

問題は、この図では乗り換えと書かれている駅でも、実際に乗り換えるのには、えらく歩かされること。しかも、どの駅でも、地上の入り口からホームまでが、おそろしく遠い。いっくら歩いても、ホームに着かなかったりします。トンネルが地中深くを走っているせいでしょう。戦争中は防空壕に使ったというのも、うなずける話です。

そして、車内で見かけたのがこんな広告。

ロンドン市長の名のもとに、「飲料水を携帯して乗るように」と促す公共広告です。

香港の地下鉄では、車内で飲食すると高い罰金を取られるのに、こちらでは水を飲むことを奨励。ところ変われば、ですねえ。

そんなに混雑して、脱水症状になるくらい暑いのですかねえ、ロンドンの地下鉄は。ロンドンの町そのものは、香港よりもずっと涼しいんですが。

ちなみに、私が毎日乗っている東急田園都市線は、もっと混むぞ(笑)

【本文はこれで全部です。もしもお気に召しましたらご寄進下さい(笑)】

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