ワールドカップで遊ぼう2015(最終回)

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大会は終了しました。とりあえず、ササッとまとめを。

なでしこジャパンにとっては残念な結果になりましたが、前回優勝、そして今回は準優勝と、たいへんな偉業を成し遂げたわけで、胸を張っていいと思います。

しかし、こうしたトーナメント大会の宿命ですが、どうしても最後に負けての結果なので、準優勝って素直に喜べないですよね。リーグ戦で追い上げて逆転で2位というのとは、戦後の気分が違うもんです。同じ「2位」なのにね。

ということで、優勝はアメリカとなりました。決勝で日本に敗れて涙を呑んだ前回大会の雪辱を果たしたわけです。

FIFAランキング2位アメリカの優勝ですから、順当といえば順当。1位のドイツを準決勝で破っての優勝ですから、堂々の勝利です。今や世界の女子サッカーをリードする存在といっていいでしょう。

決勝に先んじて行なわれた3位決定戦では、準決勝で日本に悔しい形で敗れたイングランドが、ランキング1位のドイツに勝って3位を獲得。こちらは喜び爆発ですね。

さて、本欄的にまとめると、Jリーグ的にはサンフレッチェ広島の優勝であり、大相撲的には横綱・日馬富士が賜杯を抱いた形、そして加賀藩が天下を取ったことになります。

この結果を受けると、今週土曜日に開幕するJリーグのセカンドステージは広島が優勝。ファーストステージを制した浦和レッズは4位に沈むことになりますね。大会結果を当てはめれば、2位はガンバ大阪、3位は川崎フロンターレです。まあ、あくまでも「あてはめれば」ですからね。

今週日曜日に初日を迎える大相撲名古屋場所の優勝は、横綱・日馬富士で決まり。大関・稀勢の里はまたも優勝目前で大魚を逸することになりますね。大本命の横綱・白鵬、そして大関の豪栄道は終盤で優勝争いから脱落、という構図でしょうか。新大関の照ノ富士やホープ・逸ノ城、遠藤らの優勝は、今場所はなしってことでしょうか。

天下を取ったのは加賀・前田家、覇を競ったのが仙台・伊達家、そして紀州・徳川家が3位となり、日本史とはずいぶん違う結果ですね。当たり前か。

大会中もしばしば感じたことですが、男子に比べると、女子サッカーというのは、まだまだ発展途上なんですね。ランキング上位が順当に勝ち進み、ランキングに差があると試合でも大差がつく、そしてジャイアントキリングが少ないなどは、その象徴。今大会をきっかけに、女子サッカーのさらなる普及と発展を目指すのが、今後の目標となるのでしょう。

ということで、2015FIFAワールドカップ女子大会は閉幕。ではまた4年後にあいましょう

とはいえ、2018男子大会への予選が進行中です。まだまだ忙しいぞ(笑)

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