神田ぶらり(12)赤煉瓦への憧憬

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前にも書いたように、神田にはJRの線路が走っています。このうちJR中央線は、日本でも有数の歴史の古さを持つ高架鉄道です。鉄道ファンならよくご存じでしょう。

これが、かの有名な、レンガ造りの高架橋です……

すみません、嘘です(笑)

写真は万世橋のガードから神田方向を望んだところ。よく見るとおわかりのように、この部分はまるっきりのコンクリート造り。

そのくせ、表面はレンガ造り風に模様が刻印され、ご丁寧にレンガ色のペンキ塗装まで施されています。

インチキじゃないか! と怒ることもないですが(笑)

有名な日本最古のレンガ造りの高架は、万世橋ガードから反対側、お茶の水方向にあります。今は廃駅の「万世橋駅」からお茶の水駅を経て水道橋の手前までがそれで、こちら側はちょっと別なんです。

まあそのへんの経緯は、鉄道ファンにまかせましょう。

ちなみに、あちら側の万世橋寄り、前は交通博物館だった旧・万世橋駅の遺構は、最近なんかオシャレなスポットに変身しました。

しかし、こちら側だって日本屈指の古さを持つコンクリート高架に違いないのに、どうしてそうまでしてレンガ造り風にこだわったんでしょうか? 近くで見ると、けっこう凝った装飾が施されていて、半端じゃない造りこみようなんですが。

まあ、間違えて見にくる人に配慮したんでしょうかねえ(笑)

これはこれでけっこう古いコンクリート高架、東京駅までの間に伸びていますし、高架下には居酒屋が入っていたりもしますので、見物される方はどうぞ。

【本文はこれで全部です。もしもお気に召しましたらご寄進下さい(笑)】

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