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多様なロールモデルが人生を豊かにする

皆さんには人生におけるロールモデルと呼べる人はいますか?
言い方を変えると、師匠ともいえるかもしれません。

僕は大学時代が人生のターニングポイントだったのですが、それは多くのロールモデルとなる人に出会えたおかげだと考えています。この経験から、ロールモデルを見つける機会があれば、けっこう人生豊かになるんじゃないかなと思っています。

1.この社会では、こどもが出会うロールモデルが少なすぎる

先日とある方とZoomをしたときに、日本の教育の課題についての話になりました。僕は長らく、出会うロールモデルが少ないことが大きな課題だと思っています。仮に小学校→中学→高校と出ていったとしても、日本の教育システムの中で出会う大人といえば親と先生くらい。その親や先生が自分の人生の目標になるとも限らない。すると、子どもが知りうる生き方や働き方ってごくわずかな範囲になってしまう。

今の時代、会社員もいれば経営者、フリーランス、アルバイトなど色んな働き方がある。ただその選択肢を知る由がなければ選ぶことはできないのです。

実際僕は高校までのロールモデルって親と先生くらいしかいませんでした。大学になって自分で外の世界に飛び込むようになって初めて、色んな人生があるということを知り、ワクワクしたし、気が楽になったのを覚えています。

2.ロールモデルに関する誤解

では、ロールモデルはどう選んでいけばいいのか。
ロールモデルに関する誤解ってある気がするなぁと思っているので、自分なりにまとめてみました。

➀1人しか選んではいけない
ロールモデルっていうと1人だけ選んで、この人を目指すぞと決める人もいると思うのですが、すべての志向性が合う人ってなかなかいない。だから何人選んでもいい。つまみ食いでもいいと思うんです。

➁有名人でなければいけない
決してテレビに出てる芸能人やスポーツ選手でなくてもいいです。プロでなくてもいい。自分は、小さな界隈で有名人をロールモデルに置くことも多いですし、知り合いの方をロールモデルにすることも多いです。むしろ芸能人とかだと、あまりにも遠すぎて実感がわかないので、自分はおすすめしません。

➂ロールモデルは強くて、かっこいい

この後書きますが、自分は必ずしも今成功している人だけをロールモデルにしているわけではないです。メンタルや外部環境によって元気に生きられない時だってある。今苦しんでいる方をあえてロールモデルにすることで、自分がそうなった時に、どう生きていくのかという指針を持つことができます。

➃ロールモデルを決めたら、その人を目指し続ける
ロールモデルは一度決めたら変えてはいけないわけでもありません。自分の考え方は歳を重ねれば変わっていくし、実はこの考え方は合わなかったというものもあるので、柔軟でもいいと思います。

3.ロールモデルは夢への道しるべにも、逃げ道にもなる

上で書いたことと重複しますが、ロールモデルは夢や目標への道しるべにもなれば、しんどい時の逃げ道にもなってくれると思っています。どちらの要素もあるからこそ、人生が豊かになっていくんです。
わかりやすいように自分が設定しているロールモデルを書き出してみます。

・考え方のロールモデル
・夫婦のロールモデル
・地域のプレイヤーのロールモデル
・休職している人のロールモデル
・病気から回復した人のロールモデル
・ミニマリストのロールモデル

見ればわかるように決してポジティブなものばかりではないですし、色んなジャンルのロールモデルがいます。このように自分なりに細かいロールモデルをたくさん作っています。

冒頭にも書いたように、自分は色んなロールモデルに助けられてきました。大学時代に思い切って休学をできたのも、サークルの先輩が休学してロールモデルになってくれたからだし、今回の休職を選択できたも、休職した方の文章を読んで、もし本当にしんどくなったら、こういう風に対処しようというロールモデルがいたからです。

だから、なんでもいい。
友達でも、Twitterの人でも、家族でも。
色んなロールモデルを増やしていくと、人生が少しずつ豊かになっていくかもしれません。そしていつか、自分も誰かのロールモデルになれるように頑張ります。


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