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新時代の学童家具開発

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日田家具衆が開発を担った新たな時代に必要な学童家具についてご紹介します。
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RE-MAKE

新たに開発した「きみの木」を導入するにあたって生じる問題は、現在使用している学童机椅子の処分方法です。学校生活を過ごした何世代にも渡る思い出の机椅子をただ廃棄するのは悲しくてもったいない。使った人そして作った人など関わった多くの方々に敬意を払う必要があります。そこで日田家具衆は、撤去する机椅子の再利用方法を考え、これから全国の学校でも問題になるであろうこの課題を「きみの木」の思想の一つとして皆さんにも以下の手段を推奨していきたいと考えています。 ①地域の方々や卒業した方々に譲

絵本「きみの木」

「きみの木」の机天板は、入学時のお祝いとして渡されます。なぜ地域で育った木の天板と学校生活を共にするのか?入学したての7歳のこどもにも分かりやすいように絵本で伝えることにしました。この絵本は、天板と一緒に入学時に渡されます。自然の恵みの大切さや木の特性を知り郷土愛を育んでもらえると嬉しいですね。 〈 企画担当&記事掲載 / hi-count 仙﨑 〉

「きみの木」パンフレット

教育用家具「きみの木」の詳しい内容が記載された資料です。 日田市内すべての小中学校に導入することになりました。 今後は、きみの木のパイプフレーム(特許品)を提供させて頂くことで「あなたの町で育った木を使い、あなたの町の木工所で作り、あなたの町の子供たちが育つ」森林環境譲与税の活用も可能なので全国にこの「きみの木プロジェクト」を広げていきたいと考えています。 〈 企画担当&記事掲載 / hi-count 仙﨑 〉

きみの木 机天板脱着方法

体の成長に合わせて付け替えたり、傷や汚れをきれいに復元するリペア時など繰り返し脱着可能な教育用机の天板。その脱着方法をご紹介します。<特許> 準備するもの:プラスドライバー ①天板の準備 平らな作業台の上に天板を裏返して置きます。 ②引出し受けの取り付け 引出し受けを裏返して天板裏に乗せます。この時天板裏の手前のネジ穴と引出し受けの手前2個目の大きな穴の位置を合わせます。そこに付属のボルトネジを差し込み締め付けて固定します。左右一個所ずつ留めますが一度に締め付けるの

マンガで開発ストーリー

学童家具の開発ストーリーをわかりやすくマンガで紹介します。「学童家具開発物語」 <特許申請品> 日田市内すべての小中学校に導入することになりました。 今後は、きみの木のパイプフレーム(特許品)を提供させて頂くことで「あなたの町で育った木を使い、あなたの町の木工所で作り、あなたの町の子供たちが育つ」森林環境譲与税の活用も可能なので全国にこの「きみの木プロジェクト」を広げていきたいと考えています。 〈 企画担当&記事掲載 / hi-count 仙﨑 〉

新しい学童家具の開発ストーリー

<特許品> 15年生日田市では、地域資源である日田杉を使用した学童家具を小中学校に約15年前に導入しています。現在は、老朽化し修理を繰り返しています。この15年の間に教育内容の変化や少子化など新たな課題を抱えています。 そこで日田家具衆は、現代の教育環境にふさわしい家具の在り方を再考し、情操教育の発展に貢献します。 令和2年度 目標 「学童机 学童椅子 教卓の試作開発」 ①教育現場の把握 ②学童家具の在り方を考える ③企画立案・協議 ④試作開発 ⑤試作検討 ⑥試験導入