推し馬の地方デビュー
私の最推し競走馬、
タイセイアベニールが
岩手競馬に移籍後初出走の日を迎えました。
2024年4月28日 水沢競馬11R 栗駒賞
レース回顧の前に、
アベニール君のこと、
私のアベニール君への思いを。
読んでいただけたら幸いです。
タイセイアベニール、
2015年4月20日生まれ。
先日9歳の誕生日を迎えました。
9歳です…
しかしまだまだ、元気で若々しいです。
JRAでのラストランは先月中山での千葉S(OP)、着順こそ12着でしたがこの子の凄いところは、とにかくいつも上がりが速い。
この千葉Sでは上がり3位、
いや走ればそのたびに、
ほぼほぼ上がり2位や3位だったんです。
でも展開のアヤで、なかなか入着できないレースがかれこれずいぶん長く、続いてしまいました。
そんなわけでの今回の地方移籍なのでしょうが、
もう少し中央でがんばってみてもよかったのではと、ファン目線では思ってしまう。うん、それはファンだからしかたない。
近走、位置どりが後ろすぎたり、最終コーナー大外を回りすぎたり、それで届かなかったなら内を行かせてみてほしかった。2022年函館スプリントSで入着したのが中央で馬券になった最後なのですが、その時は鮫島ジョッキーが大胆に内を突きスルスルッと上がってきた。上がり1位で首位ナムラクレアに0.5秒差。だから、またあんな競馬ができたら、もしかしたらまたどこかで穴を開けたかもしれない、などと…
ファンですから、どうしてもひいき目に見てしまうところはありますが、
とにかくこの子はまだやれる。
ただ、馬主さん、陣営さん、
きっとアベニール君をいちばんよくわかっているその皆さんが下した判断が、何よりもいちばん正しいのだろうなぁ。
まだ走れるからこそ、地方でやってみようか?となったのでしょう、
本当にもう走れないなら、タイセイの馬主さんはちゃんと所有馬の行き先を考えてくださる方のようですので、
ましてアベニール君は獲得賞金1億8000万円超えの孝行息子(セレクトセールで400万円だった子なんですよ!)、決して悪いようにはしないと思うところ、あえてまだ走ってもらうのは、まだアベニール君に夢や可能性を見てくれているからなのでしょうね。
思えばけっこう前からこの道を、視野に入れながらだったのかなぁと思います。
中央のラスト3戦がダートだったのは、地方でいきなり砂、となるよりも、慣らす意味や、大丈夫かを確かめる意味も、あったのでしょう。
最後の中央重賞挑戦が昨年の札幌でのキーンランドカップだったのも、未勝利を勝ち上がった思い出の地である札幌(鞍上はルメールJだった)での大きめの舞台をと、思ってくださったのかもしれません。
愛され、大切にされているのでしょうね。
そうやって大事にされていることを思えばまた愛しい。
すべてのお馬さんが、馬主さんに、陣営さんに、そしてファンに、いつでも愛されていてほしいですよね。
その、キーンランドカップこそが、
私にとって、アベニール君との出会いの日でした。
パドックを見に行ったところ、
1頭だけなんだかほがらか。
決して集中力がないとかではなく
なんだか余裕がある感じ。
テンション上がってるとかでもなく
なんだか陽気な感じ。
最前列で見ている私の前を通るたび、
視線をこちらに向けてきます。
「1頭、めっちゃこっち見る…
タイセイアベニールっていう子だ」
それがはじまりでした。
めっちゃ見てくれるおかげで、撮った写真どれもカメラ目線。
かわいすぎるでしょこの子!!!
そこから私の、
「推し馬がいる日々」
が、始まりました。
長々とお読みくださり誠にありがとうございます。さて、栗駒賞です。
結果としては、5着でした。
100%以上のひいき目で見ている私には、初戦からの圧勝しか予想できなかったのですが、やはりそこまでは、という話で。
だけど悲観する内容ではまったくなかったです!むしろ次に期待できる、価値ある1戦でした。
移籍初戦らしく馬体重がプラス10で500キロ超という、アベニール君にしてはやや重めだったかもしれないことが大きいとは思いますが、心配だった水沢の砂にはちゃんと対応できていました。力強くしっかりと走れていましたよ。フォーム乱れることもなく綺麗で、コーナーの回り方もバッチリでした。馬群後方にこだわることなくある程度の位置で走らせてくれた高松ジョッキー、しっかりアベニール君の良さを把握してくれて、とても上手に乗ってくれていました。感謝です。賢い馬なのでしょう、どこに行っても上手に走れるのだなぁと、あらためて凄い馬だと惚れ惚れしました。しかし最終コーナーではまたしても大外を大きく回る形となり、しまいの脚も今回はさすがに残らずもうひと伸びが足りなかったですが、そこはまぁ、次です!初戦として、ホント、じゅうぶんでしたよ。当日までワクワクドキドキしたことも、無事にゴールしてホッとしたことも、全部ふくめて、私にとって特別な日になりました。ありがとう。中央では西村厩舎名物、あの独特デザインのクールなメンコでしたが、水沢ではパープルとピンクのツートンカラーの、とっても綺麗で可愛いメンコをしてもらっていましたよ!またしてもオシャレ!新天地でも、変わらず大事にされているようです。
次はもしかしたら盛岡かな?
中継の中でトラックマンの方が、盛岡のほうが向く馬だとおっしゃっていたので盛岡なら、ますます期待できます!
とにかくケガなどなく、また元気に走ってほしいです。そしてそろそろひさびさに、みんなより早くゴールしよう、アベニール君。
楽しみにしているよ、
いつでも君の健康と幸せ、願ってます。
会いに行くからね!
北海道と岩手って、距離は近く見えても交通手段などが案外、便利ではない(泣)
一生懸命、効率よくコスパよく、応援に行ける計画立てています。
また会える日がとっても楽しみ。
がんばれ!タイセイアベニール!
私の最推し!