191111白黒ヒストジオアイコン

1、#ブラックな祭り

2019年11月11日のことです。

トゥモローゲート株式会社 代表取締役 最高経営責任者の西崎康平さんより、#ブラックな祭り への参加を呼び掛けるツイートがありました。

(概要は、こちらのこばさんが、コバログでまとめています↓)

面白そうだったので、私も(少しだけ)参加してみました。

ただ、20:16になってようやくちょっとだけ参加しましたので、「ちょっと帰りにお祭りに…」という感じです。仕事からの帰り道で、なんか前方が賑やかで、覗いてみたらお祭りをやっていたので、ちょっとだけその中に入ってお祭り気分を味わってみた、というところでしょうか。

名前もアイコンも、11月11日の間だけ変えて、次の日にはすぐ元に戻してしまいました。

この #ブラックな祭り は、Twitter上で大きな反響を呼びました。当然、賛否両論がありました。もちろん100%賛同、100%否定など有り得ませんから、西崎さんにとっては織り込み済み、むしろ言いたい奴はどんどん言えや、という感じでしょうか。

このnote記事では、今回の#ブラックな祭り について、思ったことをまとめてみたいと思います。

◆なお、西崎さんと私のツイート以外は、ツイート内の文章のみを引用し、ツイート筆者名は引用しません。誰が賛同して誰が否定した、という「白黒リスト」を作るのが目的ではなく、ただツイート内容のみをまとめてみたいからです(ただし、私の引用リツイートはそのままリンクを貼っているので、その引用元はわかります)。
◆#ブラックな祭り には、とても多くの人が参加あるいは意見を述べていますので、すべてのツイートを取り上げることはできません。あくまで私の主観に基づいて取捨選択して、一部のツイートだけを引用していますことを、あらかじめお断りしておきます。

2、賛同例

まず、「参加して良かった!」的なツイートを挙げてみます。

いろんな人が #ブラックな祭り をきっかけに行動を起こしてたり、気づきを得てたりしてる気がする。
TOMORROWGATEのカルチャーが伝播しているからなんだろうなぁ。
これって企業としてすごいことだと思います。
Twitterのなんたるかをまだよくわからないまま、#ブラックな祭り に参加させていただいたところ、多くの方と接する機会が増え、思いつきから始めたことから新しいアイデアも浮かんで具体化する方法もTwitter経由で気がつくことができました。ありがとうございますm(_ _)m
『#ブラックな祭り』に参加して気づいたこと。
①参加者の皆さんが童心を忘れていない
②TOMORROWGATEさんのファンの多さ
③共通言語が生み出す一体感
④人と人との心のバリアを溶かす魔力
⑤ ムーブメントは意図的に起こせる
⑥ やっぱりみんなフォロワー増やしたい

たくさんある中から、3つだけ引用しました。

普段の自分のツイートにはない「ブラックさ」が出せた、
フォロワーが増えた、
気づきや行動が得られた…。

というものが多かったです。

3、否定例

次に、否定的なツイートです。

あえてこう言うのはね、僕はトゥモローゲートさんはとても好きで、すごい素敵な会社さんだと思うのよ。それはそれ。
でも日頃色々な言説をのたまうHR界隈?がここぞとばかりに黒一色に変わるのはめちゃくちゃ違和感があって。あなたたちが同質化しちゃうん?日々の活動はどこいったん?という。
だからやっぱり大人は信じられないんです。と言う学生達にどう説明しどう希望を作ればいいのかを考えまくった一日でした。Twitterって実は学生の方が本質を見ているのかもしれないですね。ノーフィルターでこそ見える景色が彼らの絶望ではなく希望でありますように。
「特に意味もなく、皆で盛り上がってやってみよう!」みたいなかけ声で仲良しさんたちが皆で盛り上がったのはとても面白い試みでいいと思いました。ただ、それに対する批判の声にやや排他的な意見が散見されたのと、コアな方々の発信に条件反射的に賛美している様子は宗教に近いものを感じましたね。

3つだけ引用しました。

黒一色に染まるのに違和感、
条件反射(思考停止)していて宗教っぽい、
学生への影響はいかがなものか…。

といった意見がありました。

批判するのにも「とても面白いんだけど…」と前置きしてあるのに、理性的なところを感じました。

4、意見に対する意見

当然のことながら、それぞれの意見同士に対するツイートもありました。

昨日の、
#ブラックな祭り
それに関して少数派ですが、
「祭りに乗っかった人事がどう」
とか若干の批判要素があるツイートを拝見しました。
学生視点からいうと、
そんなしょうもない批判や批判に乗っかる暇があるなら、
少しでも学生が社会人になりたいと思えるような環境作りに努めてください。
#ブラックな祭り
は同質化とは違うと思っている。
同調圧力があって
それしか選べないのが問題であって
選択肢がある中であえて
リクルートスーツを着る選択をしても良い。
スーツ=没個性といわれるから着ない!
というのもまた思考停止だと思う。
大切なのは
「そこに自分の信念があるのか?」
そうですよね、同質化というワードはちょっと違ったなとあの後思いました。
なんか、祭り=楽しそう、乗った!で結構な人数やある程度影響力ある方も次々賛同していく様子に違和感があったんですよね。
で、僕は全てを飲み込む黒よりは、数あるカラーの1つとして黒があるのが好きだなぁと思いました!
他の人が〇〇するのに違和感を感じることは人によって価値観が違うから当然あると思うんです。でもそれを取り上げて批判するのは違うのかなって思いました。参加するもしないも、あなたはあなた、わたしはわたしで認め合えたらいいなって。

この最後に引用したツイートに、私も共感しました。

このようなツイートをしてみました↓。

まさに「阿波踊り」だと思ったのです。

踊る阿呆に見る阿呆。どちらも1色ではない。

踊っている人も、何日も前から特訓して素晴らしい踊りを披露している人もいれば、ただ仕事帰りに見かけてちょっと参加しただけの人もいる。見ている人も、最初から批判的に見ている人もいれば、ちょっとした違和感を感じた人、素直にすごいなあと思っても踊らない人もいる。それを、十把一絡げにして、「参加した人は…」「参加していない人は…」と、違いを無視して批判するのはよろしくない。

ただ西崎さんは呼び掛けただけです。ツイート、つまり「つぶやき」なのですから、同調するかどうかはそれを読んだ人に100%委ねられている。別に強制力はない。その意味では「同調圧力」とは言えないかな、と思います。ただ、知り合いが白黒になる中で、俺もやんなきゃいけないかな?という焦燥感を味わった人もいるかもしれません。それこそが「違和感」につながったのだと思います。

「ハロウィン」「(幕末の日本の)ええじゃないか」にも近いように感じました。そのあたりが「宗教っぽい」ととらえられたかもしれません。ハロウィンはヨーロッパの宗教イベントですし、ええじゃないかは空からお札が降ってくると信じられた日本の宗教イベントですし。

5、ブラックなツイート

#ブラックな祭り の後半には、ブラックなツイートを3つ、という呼びかけがありましたので、ツイートしてみました。3つツイートしましたが、そのうちの最後の1つのみ引用します↓。

「黒死病」とは、もちろん#ブラックな祭り に対するブラックジョークです。「ハーメルンの笛吹き男」とは、ヨーロッパの伝説で、笛を吹く男が子どもたちを連れていったという話から来ています。少年十字軍だったとか、黒死病(ペスト)を防ぐためにネズミを駆除したとか、色々な由来の説があります。これだけの人に影響を及ぼしたイベントの結果を、どのように使うのでしょうか?という素朴な疑問を、ブラックに表現してみました。

祭りの後、私はこのようなツイートをしてみました↓。

この#ブラックな祭り を呼びかけることにより、賛否両論噴出して、ある意味「フィルター」をかけることが、お祭りの1つの思惑だと思います。

最後の引用ツイートで、「多様性こそがTwitterの醍醐味」と書きましたが、思惑を乗せてつぶやくのも、その思惑にあえて乗ってみるのも、思惑に気付かないでいつの間にか乗っていたのも、これまた受け手の自由です。

その本来的な自由こそが、Twitterの良いところだなと思ったのが、今回#ブラックな祭り に参加してみた一番の収穫でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

(久々にnote長文記事を書きました、乱文失礼しました)

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