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ノーモア「やった感」、付けませ「選球眼」

仕事がたくさんあることは、
とてもありがたいことです。

しかしやるべき仕事が増え過ぎると
当然、体力も時間も有限ですから
色んなものを失うことになります。

二兎を追う者は一兎をも得ず、
を地で行くことになりがちです。

いわゆる「仕事ができる人」は、
取捨選択が格段に上手いんですよね…。

特に「捨」が、上手い。

自分でやれないこと、
やったらできるけどロスが大きいものは、
うまく捨てる、任せる、外注する。
そうして自分の手から離しておいて
自分のできること、得意なこと、
稼げることに集中する。
これがやたらと上手い、のです。

対して「仕事ができない人」は
往々にして「取」だけに
意識を向けがち。
「捨」をしないんですよね。
で、仕事(雑務?)の海に溺れる。
大事でないことに囲まれてしまう。

…偉そうに書いてしまいましたが、
私は長いこと、この
海に溺れてきたような気がします
(今でも、たまに溺れます)。

なんというか、本質的でない
どうでもいい「作業」を
してしまった時であればあるほど
「仕事やった感」が
出やすい
んですよね。
これが、本当に曲者で。

疲れ果てて、でも気分は高揚してて、
「いやあ、今日は働いたわあ」と
思ってしまう時ほど、
「それって、本当に
自分だけしかできないことだった?」
「もっと大事な仕事のほうに
注力すれば良かったんじゃない?」
と振り返ることが必要なように
思うのです。

もちろん、そのためには
「自分は何をしたいの?」
「自分は何をしたくないの?」の
判断基準を持っておくことが大事。

…夏の甲子園の地区予選も
そろそろ始まりますので、
野球のたとえで締めましょう。

仕事ができる人というのは
「選球眼」が、いい。
ストライクとボールの見極めが
とても巧みではないか、と思います。
クソボールに、手を出さない。

もちろん、ドカベンの岩鬼のように
悪球打ちの専門の人も
いるかもしれませんが。

基本は、ボールは見逃す。
ストライクを打つ。
この「好球必打」が大事ですよね。
ボールに手を出して余裕を無くして、
ど真ん中を見逃し三振、では
よくありませんので…。

読者の皆さんは、
バッターボックスに立った際、
「好きなコース」と
「捨てるコース」は
どこでしょうか?

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