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「漫画(マンガ)」を英語で言えば、
「カートゥーン」(cartoon)ですね。

緒方 きえ(Kie Ogata) さんの記事で
「緒方式ビジネスマンガ」をあらわす
ネーミングはないか…と
呼びかけがありましたので、
私はコメント欄にこう書いてみました。

「マンガ=トゥーンで
『オガトゥーン』はいかがでしょうか?
もしくはコミカライズから
『オガタライズ』とか…」

すると、こう返信を返していただきました
(ありがとうございます)。

「オガトゥーンはスプラトゥーンみたいで
かわいい感がすごいです笑」
…確かに、トゥーン、語感がかわいいですね!

ここで「トゥーン」の語源について、
ちょっと調べてみました。
私も、よく知らなかったので…。

まずは「カートゥーン」の語源から。
これは元々は「下絵」の意味で、
イタリア語の「厚紙」を意味する
「カートン」(cartone)、
もしくはオランダ語の
「カルトン」(karton)に由来する
言葉だそうです。
フランス語読みでカルトンと呼ぶことも
多いとのこと。

なんで「厚紙」かというと、
昔の宗教画などは、油絵で描く前に
「厚紙」に原寸大で
下絵(下書き)を書いたらしい
んですね。
ここから由来しているとか。

ちなみに宗教画とは、誰が見ても
わかりやすくするために、
宗教的なイベント(最後の晩餐とか)を
ビジュアル的に描いたもの
です。
なお、厚紙とは異なりますが、
教会のステンドグラスに
複数の絵が連続して作られているのも、
聖書の教えを直感的にわかりやすく
理解させるため、だと言われています。

さてさて、時代は下りまして、
この下絵を表す「カートゥーン」が
いわゆる「マンガ」の意味で使われたのは
新聞などのマスコミが発達した時代。
世界に先駆けて議会制民主主義が発達した
19世紀のイギリスでは、
政権を攻撃するための
新聞などに描かれた「風刺画」のことを
カートゥーンと呼ぶようになりました。
このように近代的な漫画は、
対象の特徴を
「取捨選択」「デフォルメ」「誇張」し、
誰の目にもわかりやすくするための
「風刺画」から始まったんです。

日本史などでも、
ジョルジョ・ビゴーの「風刺画」などが
教科書に出てきたりしています。
大正時代には、成金が
靴を探すのにお札を燃やして明かりにする
「暗くてお靴がわからないわ」
「どうだ明るくなったろう」
なんて絵も描かれたりしますね↓

…あれ、では、「スプラトゥーン」
「トゥーン」も漫画から、ですか?
いえいえ、これが違いまして。

任天堂の開発者の方の記事によると、
スプラトゥーンの語源は、
『splat』(ピシャッという音)と、
『platoon』(小隊)を
合わせたものだ
、と言われています。

※「スプラトゥーン」というゲームを
よく知らない方のために補足しますと、
このゲーム、チーム(小隊)に分かれて
インクを塗り合うゲームです。
「イカ」と「ヒト」の2つの姿を
使い分けるんですね。

プラトゥーン(小隊)が語源なので、
スプラトゥーンとマンガとは、
直接には語源は関係ない形です。
しかし、つづりは同じ(toon)ですし、
語感は似ていますよね!

※ちなみに続きで恐縮ですが、
映画好きの方ならば、
ベトナム戦争を描いた映画
「プラトーン」を知ってるかもです。
これは「小隊」の意味ですね。
プロレス好きの方なら
「ツ―プラトン」という
二人(二人以上)が同時に
技をかける場面を
目にするかもしれません。
これは「2つの小隊」という意味ですね。

話を戻しますと、
「カートゥーン」(マンガ)から
「〇〇トゥーン」という言葉を
作ることは、かなり有用かな
、と思います。

私は以前、「ウェブトゥーン」が
流行になりつつありますよ、と
記事を書きました↓

また、私のような絵をすぐに描けない方でも
直感的にマンガのラフが書ける
ツールが出ましたよ、という
記事も書きました↓

緒方さんの作品のように、
直感的にわかりやすいマンガは、
ビジネスにも
おおいに役立ちます↓

ぜひ、〇〇トゥーンをうまく活用して、
顧客にわかりやすく伝えて、

「トゥクン…」と読んだ人の
ハートをドキドキさせて、
恋に落とすような情報告知

心掛けたいところですね!
(ツ―プラトンスープレックス
で技を極めるのでもいいですが…)

私も、歴史マンガ「ヒストゥーン」
地理マンガ「ジオトゥーン」などを、
ぜひ開発していこうと思います
(ヒストジオだけに…。
よろしければ「歴史を漫画する」
という記事への
リンクを貼りましたので、どうぞ)↓

さて、読者の皆さんならば、
ビジネスにマンガをどのように
活用していきますか?


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