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「人と同じ、ではウケん、売れん(笑)」ヒスイ、AIを踏み台にする(笑)

生まれてからずっと
絵描きになりたかった。

大人になって、
絵ですこしお金をもらうようになり、
どうじに
自分の色と形に絶望していたとき、

「物語をかく」という世界が
金色の絹糸のように
目の前に、落ちてきた。


これだ、とおもった。


だが、
ヒスイはすでに
絵で失敗している(笑)。

だから、文章で突出できる、とは
思えなかった。

自分に制限をつけるわけじゃないけど、
シンプルに、
無理なんさ(笑)。


だからうまいヘタではなく、
他の人がだれも書かないものを書こう、と思ったとき。


AI生成、ってものに
出会ったんです(笑)。


あっ、ここまでよんで
「なんじゃ、ヒスイの短編はどれも、AI生成か?」と
お思いにならないで(笑)。

物語を作る、という
ちょうど
『ここ』 から
『あっち』まで、
命綱なしでジャンプする芸当は、

ぜったいに
AIにはできない事なんです。

今回は、
オリジナリティを出すためにこそ
AIを踏み台にする(笑)、
って言う流れを

具体的に、説明しますね。



<゜)))彡 <゜)))彡 <゜)))彡

先日 410字の短編を書きました。
「ずっと みてた。きみを」

毎週、お題がでる企画で
このときのお題は、「顔自販機」。

どうすりゃいいの(笑)。

こういうときヒスイは、
必死でネタを考えますが
同時に、AIも使うんです。

短編完成までの流れは、こんな感じ。

①複数のAI生成にキーワード「顔」「自販機」を入れて
 文章を作らせる
②関連キーワードを足して、AI生成に文章を作らせる
③AI生成が出してきたネタを『すべて排除』したポイントに立つ
④410字を、ひねり出す(笑)



まず、実際にAIが出してきたネタを並べてみましょう。



A キーワード:顔 自販機
 AIが作った文章。
 ☟ ☟ ☟

『「自販機の顔」について、ネットユーザーが議論を交わしている。
 自販機の顔について、様々な意見が寄せられている。中には、自分の顔を自販機の顔にするという人もいた。』

 ⇒ここから、
   ネット、メタバースなどオンライン上で展開するストーリーと、
  「自販機に顔をつける」関連のネタを、すべてボツとする


B キーワード:自販機 顔
 (キーワードの順番を入れ替えると別文章が出てきます)

  AIが作った文章。
  ☟ ☟ ☟

『「自販機の顔」がTwitterで話題になっている。
自販機の顔の特徴を捉えた画像が投稿され、様々な意見が寄せられている。自販機の顔の面白さについて、ネットで盛り上がっている。』

⇒ここから、
   自販機、顔の写メ、画像をSNSでアップするネタと、
   「自販機の顔についての意見交流」ネタをボツにする


C キーワード:高校生 顔 自販機
 (この段階で、ヒスイはなぜか、主人公は高校生にしよう、と思いつく)

  AIが作った文章。
  ☟ ☟ ☟

高校生が自販機の前に立って撮影した「顔」の画像が、ネットで話題になっている。
高校生は「顔」をじっと見つめているが、表情は固いままだ。ネットでは「怖い」「気味が悪い」などの声があがっている。』

⇒ここから、ホラーネタをボツに


こうやって
①と②の作業から、はずすべきネタを割り出します。

結果として、
『自販機に顔がある、写真や画像をSNSにアップする、
 メタバース、VR、SNSネタおよび ホラーネタはNG』になりました。

なぜAIが出してきたネタを、排除するか?
それは、他の書き手と、ネタかぶりしたくないからです!


AI生成の文章は、
『これまでに書かれたもの』のデータベースから作られます。

つまり、
AIが出してきたネタは、
すでに誰かが書いたもの、
あるいは
わりあい多くの人が思いつくネタ、である可能性が高い。

そして
人と同じものを書いていては
ウケんし、売れん(笑)

これは、10年におよぶ底辺クリエイターとして
身に染みていることです(笑)。

ヒスイの経験上、
客やターゲットにウケるものとは
『見たことあるけど、他とは、ちょっとだけ違う』
のが、ポイント。

この1行には2つの要素が含まれています。

※見たことがある⇒なじみがある、受け入れやすい
※ちょっとだけちがう⇒引きが強い、冒頭の1行で離脱されない

 

AIを使うと、
①②「ありがちなネタの割り出し」から
③「ネタかぶり予防」までを時短で、できます。


ただし、一番大事なポイントは
④「ありがちなネタを排除した脳内で、新しいものを作り出す」
ってこと。

これは、
人間にしかできない。

なぜなら
AIを使ってネタ出しをする作業は
「無意識下を利用して、唯一無二のネタを空中からひねりだす」作業だからです。

AIに
無意識はないからね(笑)
だから人間は、負けないんだと思います。


ここ、わかりにくいので
追加で説明しますね。


<゜)))彡 <゜)))彡 <゜)))彡

③「ありがちネタ排除」の時点で、
ネタかぶりを回避すると同時に、
脳内には、
2層の『素地』ができあがっています。

1層目:アリがちなネタ、のないフラットな状態
その下の2層目:排除したはずのネタが、無意識化に刷り込まれている状態


長々と書きましたが(笑)、
一番大事なのは、この

『ありがちなネタ=受け入れやすいネタを排除したあと
 フラットでいるつもりでも、
 実は脳内に王道ネタがしっかり残っている』


まさかの刷り込み状態です(笑)

しかし、2段階の素地があるからこそ、
 
「物語の冒頭」から「ラストシーン」への
分析できない時空間ジャンプが
可能になります。

つまり
物語を書く準備段階として、
AIに、キーワードを使った文章を作らせるのは、

「ありがちなネタかぶり回避」と同時に
「読者が受け入れやすいネタを、ヒスイの無意識化に叩き込む作業」
なのです。

この前準備があるからこそ、
「ちょっとちがう、けど、読み手が離脱しにくい物語」
が、出てきやすくなるのです。

逆に言えば、AIがいくら進化しようと
既存のデータベースをもとに、絵や文章を生成しているる限りは
「見たことがあるけど、ちょっと違うもの」
を生み出す力は
出てこないでしょう。
少なくとも、ヒスイが生きている限りは(笑)
だから、それでいいの(笑)


以上の流れの結果、
ヒスイの「顔自販機」は、
こういう話になりました(笑)

ええ、宣伝したいから、もう一度出す(笑)


「毎週ショートショートnote」企画は
参加される方が多く、
したがって 作品数もめちゃくちゃ多いんですが、

「自販機に付属している鏡、を通して、
 好きな子の顔を見る男子高校生のラブストーリー」

を書いた人はいない、と思います(笑)

つまり
ネタかぶりしてない、という事です。


ヒスイは、コンテストに連戦連敗の女ですが(笑)
このところ、わりと手ごたえがいい。
なによりも自分で
「こりゃ地球上で、ヒスイにしか書けんやつだな」と
思えるものが
書けるようになりました。

個性、というか
オリジナリティ、というか
まあ、そういうものを
生み出すシステムを作り上げた、という点が
大きいでしょう。

だから今週も、
AIを踏み倒して(笑)
ヒスイにしか書けない短編を
書きます(笑)。

よろしくお願いいたします


って

最後は、宣伝かい(笑)!?

【了】


本日はnote公式の企画に参加しています。

#AIの活かし方


また明日、
ヒスイ日記でお会いしましょう。

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