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「彗星の尾のごと裾ひく――」ヒスイの初夏俳句・1句

今日もまた、ヒスイの思いこみ、をご紹介しましょう。
「菜めし」。
青菜を塩もみしたものを、白ごはんに混ぜるごはんです。
日本各地にいろんな菜めしがあるようですが、

名古屋はおもに
「大根の葉っぱ」です。

そう。大根の葉っぱ。
食料とぼしいヒスイ宅の台所に
冬じゅう、春の終わりまで常備されている、大根の葉っぱ(笑)
ヒスイは、日本じゅう「菜飯」といえば
大根の葉だと思っていましたが、
カブの葉もあり、コマツナやホウレン草、菜の花を使う土地もあるようですね。

またしても、ヒスイの固定観念がこわれた瞬間でありました(笑)


さて。大根の葉といえば、ヒスイ宅のキッチン(笑)。
ただいま、最後の大根葉っぱがすくすくと育っております。
ええ、まだ。
ヒスイ宅は春の名残り、なのです。



今年は、季節がヒスイを残していってしまう気がする。
ことに春は、すい星のようにいつまでもいつまでも尾を引いていて。
ヒスイにも、いつ終わるのかわかりません。

悲しいことも、切ないことも
いまだ埋まりきらない喪失感と絶望と、
見失われた夢と切りちぎられた痛みと。

その中で、かすかに伸びてくる大根葉の
あざやかなエメラルドのような希望。

ぜんぶが入り混じって、
夏の始まりを待っている日々です。


みなさまも、この夏の初めを
いかがお過ごしでしょうか。
良き良き夏が、きっとやってきます。
それまでは。

大根のみどりを食べながら
ヒスイも戦います(笑)


今日も最後までありがとうございます。
明日は金曜日、へいちゃんと一緒に短編を出します!

おやすみなさい。


ヒスイの初夏俳句


 「彗星の尾のごと裾ひく青嵐」
(すいせいの おのごとすそひく あおあらし)

季語:青嵐




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