![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140633286/rectangle_large_type_2_5445762aece2269b5021c601326ce784.jpeg?width=800)
「その揺らぎが、食欲をそそるの」ヒスイの食器日記
今日は「やっぱり手仕事がええな」という話です。
昨日の晩ごはん、同居人のケロリンがヅケ丼を作ってくれました。
ヒスイは白身魚が大好きですので、
タイとかんぱちを乗せました。
ケロはマグロとサーモン。ぶりものせたかな。
ケロのヅケはけっこうニンニクとショウガをきかせてあって、
うまいのですよ。
で、何が「手仕事」かというと、
この小ぶりな丼。
この柄は、手描きなのですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715694226378-kr75J2ufYv.jpg?width=800)
これですね、ご飯をどけると、こんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1715694803885-hkknJf01kK.png?width=800)
実に、実に豪快な太い唐草模様。
白地に藍色がスッキリとしていて、形もシャープなのに
手描きの太唐草がほんわりと、人心地にさせてくれる。
これ、ヒスイのプチ丼として非常に便利でして、愛用しております。
けっして高いものじゃないです。
高いどころか、1000円していないと思う。
以前、デカい急須を購入した時、送料あわせのために、ついでに買ったものです。
いやね、ケロリンはお茶が欠かせない男なんですわ。
酒も飲みますけど、お茶もがぶがぶ(笑)
めんどくさくて、一気にお茶を入れたく、デカい急須を買ったわけです。
なんか旅館のお急須ぽくて、大変気に入っております。
が、このお急須以上に、オマケのプチ丼のほうが登場頻度が高い。
ヒスイのプチ丼に、お茶漬けに、ケロリンのご飯茶碗にと、とにかく毎日活躍する。
りゆうは、この太唐草の味わいが、よいからです。
無造作に、ざっくりと筆で描かれた唐草は、
粋で豪快で、リズムがいい。
それでいて、どこかにほんのりと『含羞』みたいなものを漂わせているんです。
かすかなためらいというか、緊張というか。
人が筆を土肌におろす瞬間の緊張感がただよっています。
その緊張と含羞が、味わい深い。
こういう味って、やっぱり人の手で描かなきゃ出てこないと思う。
ちなみに、どでかい急須の水玉も、実は人の手で作られたもの。
生地に、いっこいっこ、ドリルを使って人の手で削りだしています。
https://www.instagram.com/p/C4RnwU7PKLE/?igshid=33hrkvo3c7cp&img_index=1
人の手を使っているから、まったく同じものは一つもありません。
職人さんの腕で、ほぼ同じ位置に同じサイズの柄を見事に削り出していますが、それでも全く同じものはできません。
人の手でつくっているから。
有機的なゆらぎがあるから。
その揺らぎが人を和ますんですね。
だから、他の食器があっても、ついつい手が伸びます。
ヒスイ宅では、ほぼ毎日、食卓に登場する優れものです。
ヒスイをサポートしよう、と思ってくださってありがとうございます。 サポートしていただいたご支援は、そのままnoteでの作品購入やサポートにまわします。 ヒスイに愛と支援をくださるなら。純粋に。うれしい💛