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「夫婦別姓の討論すらできない日本で頑張る女子こそ、ほめてくれ(笑)!」女子のための社会評論家、ヒスイなり(笑)

「失くしたい記憶かぞえてブランコに
はずみつけたり蝋梅の影」ヒスイ
(なくしたい きおくかぞえて ぶらんこに
はずみつけたり ろうばいのかげ)

今日は、短歌を添えました。
こんなニュースを見たからです。

日本から海外に永住する人が増えている。
『外務省の海外在留邦人数調査統計によると、2022年10月1日現在で永住者は過去最高の約55万7千人になった』

ここでいう「永住者」とは
『原則として在留国で永住権を認められ、生活の拠点を日本から海外に移した』人です。つまり日本より海外で暮らすことを選んだ人が約55万7千人いるわけですね。

ヒスイが気になるのは、男女比。女性が全体の約62%だということ。
女性が、日本から逃げ出しつつあるのです。
海外で、パートナーを見つけて永住を決めた人もいるでしょうし、
仕事を得た人もいるでしょう。
どのような理由であれ、女性が出ていく理由がある、のが
今の日本なのです。

そりゃね、ムチャよ(笑)
少子化対策といっても、一時的にお金を払うことしか考えないんだもの。
これから子供を持とうという女性が一番欲しいのは
お金だけじゃない。
お金も必要ですが、それ以上に
『安心』が大事でしょう。

たとえば、不幸にして離婚しても、子供がいるシングルマザーが安心して働ける社会。
子供が何人いても、大学までの学費はすべて無料という社会。
(スウェーデンやノルウェーでは、すでに実現済み)

当然ながら、妊娠が分かった瞬間から出産、母子の退院まで1円も払わずに済む社会。

これくらいの準備をしてもらわなきゃ、
出生率が上がるはずがない。


ところが現実は、こうです。

『結婚してもパートナーの収入だけじゃ食べていけないから
フルタイムで働いてね。
ローンは二人の収入で返さなきゃ。あ、マンションの名義は俺ね。

妊娠? じゃあフルタイムからパートへ変わってよ。
会社からは、『いやなら やめてもらっていい』って言われるぜ?

え、仕事に復帰したいから保育園に入れたい?
あのね、公立保育園に入ろうなんて甘い甘い。
それに子供が熱出しても 半休とって帰れるなんて
考えるなよ。
仕事は仕事、公私混合しないのが基本だろ。

もちろん収入確保のために残業ありありで、帰宅したら
料理・洗濯・掃除、子供の風呂、寝かしつけまで
全部ワンオペでやってくれよ。

えー、できるでしょ?
俺の母親は 当然のようにやっていたよー』


……むりじゃね(笑)?
日本から出ていきたい女子がどんどん増えていっても
文句は言えないでしょう。
いまどき、夫婦別姓の討論すらできない日本で
がんばっている女子を、ぜひぜひ褒めてほしいと思います(笑)!


ふふふ。
こんな辛口なことも言っちゃうのよ、ヒスイ(笑)。
女子のための社会評論家と呼んでください笑


では、また明日のショートショートでお会いしましょう!

ヘッダーはUnsplashAntonino Visalliが撮影

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