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「読書感想文・コジ部長の410字ショートショート全11作①」

「動かないタコ【ショートショートnote杯⑪】」kojuroさま

タコが、動かない。
この二つのワードが並んだ瞬間に、もう人の目は釘付けになる。
動くべきものが動かない、ということが、タイトルだけで読み手にインプットされるのです。

とうぜん。こちらは期待する。
タコ、動かないんだよね。
何で動かないの?
動かないとどうなるの?
タイトルで引き付けておいてからの、冒頭一行。
『江梨子は、竹細工職人を目指していた』

ああ、蛸じゃない、凧の話なんだな、とわかる。
タイトルと冒頭。無駄のない状況説明。
それ以下のお話はすべて、ラストの一行のために用意されている。

コジ部長はコメントでこうおっしゃっている。
『最後の一行から、書きました。』

これだ、とヒスイは思いましたね。
400字の短編は、オチがすべて。
ラストを考えてから、そこに向かって残された字数内でオチへの流れを作るのです。
最後の一滴が絞りぬかれて、ラスト一行になるように流れを作る。
これが短編のテクニックだと。

今日のヒスイの学びです。
ありがとうございます。


と。こんな感じで。コジ部長の410字ショートショート、残りの10作品も感想を勝手に書かせていただきます。
コジ部長は度量が大きいから(笑)
きっと。
おこらないおこらない(笑)。

おやすみなさい、みなさま。
ええ、やり逃げのヒスイです(笑)。

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