見出し画像

「夏が終わっちゃう、つるりんと」ヒスイの晩歌俳句と夏の味

今日のお話は「夏が終わっちゃうね、あんなに暑かったのに・・・」です。

台風の影響で、名古屋もうすっかり涼しくなりました。
昨日の夜、ちょっと同居人のケロと散歩に出たのですが、
風の肌ざわりが明らかに違っていました。

熱気や湿気もあるんですが、
まるい、マカロンみたいな熱気+湿気のまんなかに
堅い筋みたいな冷気が、感じられました。

ああ、夏が終わっちゃうんだなあって。
なんだか残念な気持ちもあって・・・

信じられない(笑)、あんなに暑くて、今もやっぱり暑くて
今日だって最高気温が32度くらいもあったのに。

夏の終わりって、どうしてこんなに切ない気持ちになるんでしょう。

なにか、やり残したことがあるような。
大事なものをおいてきてしまったような。
だけどもう、取りに戻れないような。

どうしようもない、欠落感と焦燥感がありますね。

なんてことを、クーラーの風を浴びながら考えていたら、
クーラー大きらいのケロリンが、ブチってきりやがって。

リモコンをひったくって、電源を入れなおそうとしたら、
お皿が出てきた。


つるんつるんの、ぴかんぴかん。
かすかに透けて見える、ほんのり紫いろのあんこ。

「水まんじゅうだ――!!」
「お前、これスキじゃん」


ぐわあああ!
水まんじゅうだ、水まんじゅうだ!

ヒスイはこの、なめらかな葛の皮が大好きなんです。

ちなみに、今回調べたら、
水まんじゅう発祥の地といわれるのは、岐阜の大垣市なんですってね。

夏にしか食べられない涼菓です。

夏の終わり、たぶんもうじきなくなります。
日本人は季節感を大事にするから、
和菓子屋さんのショーケースは、もう秋になっちゃうんです。

ということで、夏の名残をいただきました。
うまかった。


今度の台風は日本列島を縦断しそうなんですってね。
被害が少ないように祈ります。

この台風が行っちゃったら
ホントに夏が、終わるんだろうなあ。

水まんじゅう、もう一回くらい、買いに行こう。

ぎりぎりの、すべりこみ。



「のどをゆく名残りさびしく水まんじゅう」ヒスイ

あら、一句できたわ(笑)

ヒスイをサポートしよう、と思ってくださってありがとうございます。 サポートしていただいたご支援は、そのままnoteでの作品購入やサポートにまわします。 ヒスイに愛と支援をくださるなら。純粋に。うれしい💛