「ナンバー16! ござらっしゃるう?」ヒスイの名古屋日記
今日の話は「十六ササゲって、何の話ですか?」です。
十六ササゲ。
まずこれを、読めない人がいるかもしれないと思い、
仮名をつけてみます。
「じゅうろく ささげ」
・・・なんじゃらほい?
十六、と数字がついているのだから、銀行か?
などと思ったあなたは、
もんのすごく素直な方です( ´艸`)
十六ササゲとは!
引っ張り出してみると、
まあ、野菜なんですよ。
豆なんですよ。
長いんですけど(笑)
ちゃんと測定してないけど、20センチオーバーの長さです。
これ、知らんかったんですが、
愛知県の伝統野菜なんですってね!
『十六ささげは愛知県の伝統野菜で、さやに16個の豆が入っていることから、その名が付けられたという。
愛知県では主に愛西市、稲沢市などの尾張西部でつくられており、ほかには岐阜県や沖縄県などでも生産されている』
『手間のかかる十六ささげは希少なため、地元で消費されることが多く、あまり県外には流通しない地産地消の野菜となっている。』
えーーー!
このあたりでしか作られていないんですね。
全国区の野菜だと思っていました。フツーに(笑)。
なお、びよん、と細長いのは、ごく若い豆のさやです。
豆ではありますが、中の豆が成長する前に収穫してしまい、
さやごと、ゆでて食べます。
この「ゆでる」のが、ひとつのミソ、であります。
・・・名古屋だけに、ミソ(笑)
『小豆などの豆は火を通すと皮が割れて切腹のように見えるといわれ、
火を通しても割れない十六ささげの豆は、武士の縁起担ぎとしても好まれたといわれている』
そうなのですよ。
みなさま、わりとお忘れなんですが(笑)、
名古屋は城下町です。
もともと尾張徳川家の土地ですので、
基本的に武家文化が残っております。
ちなみに、名古屋弁ではおばあちゃんでも「○○さん、ござらっしゃる?」とか言いますね。
誰かのお家を突撃訪問するとき、がらりと引き戸を開けて
(名古屋は市内でも古い家は鍵をかけない(笑))
「○○さーん、ござらっしゃる?」といいますね(笑)
で、帰る時には
「ご無礼しました」
・・・武士かよ(笑)。
そう、武士なんですよ。
名古屋の人も気づいてないけど、わりと武家言葉っぽいものが残っていますね(笑)。
・・・何の話だっけ?
そうだ、十六ササゲね。
料理法としては、きぬさやインゲンみたいに、何にでも使えます。
炒めて、焼いて、あげて、ゆでる。
とてもやわらかくて、くったりしやすいので、
サッとゆでて、胡麻和えにすることが多いです。
癖のない味で、かすかに青っぽい匂いがあって
ヒスイはどれだけでも食べられます。
問題は、ヒスイだけじゃなく、同居人のケロリンも十六ササゲが大好きなので、
どれだけでも食いやがる(笑)。
たりないのよ、どんだけやっても。
だから今日はアボカドを足して、かさ上げしました(笑)
さらに大葉のみじんも入れます。香りが夏っぽーい!
出来上がりはこれです。
このガラスボウル、直径が20㎝なんですけど。
ケロが帰ってきたら秒殺なんだろうなあ・・・
先に食べとこっと(笑)
賑やかし帯は、いつき@暮らしが趣味 さんからお借りしております
では。
あすは毎週ショートショートnote でお会いしましょうね。
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