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「たとえば爪の色を描いてこそ~映画”ショコラ”とアヤメの話」

「リアルさは、細部に宿るんや。細かいところで手を抜くヤツは、電信柱を描かせても箸になる」

ヒスイの絵の先生は、常々こう言います。
三次元のものを、二次元の絵や文字に落とし込むときは
細部にこそ、こだわらねばならない。
そういうことです。

逆に言えば、
細部がきちんと精緻に描写されていれば
けっこう無茶なファンタジーでも
ひとつの世界として完結する、ということでもあります。


ヒスイの好きな映画のひとつに「ショコラ」というアメリカ・イギリスの合作映画があります。
シングルマザーのショコラティエがフランスの片田舎の村にやってくる、というだけの話ですが。
ほのかなファンタジー性が感じられ、出てくるキャラ全員が強烈! なのに寸分の狂いもなく出来上がっている、という傑作だと思います。

ちなみに、監督はスウェーデン人のラッセ・ハルストレム。制作会社はアメリカ。
主演のジュリエット・ビノシュはフランス人、相手役はアメリカ人のジョニー・デップ。脇をイギリスの名女優、ジュディ・デンチが固めると言う、豪華かつ、
1ミリのくるいで、映画すべてが、ワヤクチャになりそうな作品なのです。

ワヤクチャにならない理由は、細部のリアルな描写にあると思います。
主人公がチョコレートを作る作業工程。
敵役の伯爵が、仕事をしながらデスク上で食べている料理。
教会の畑で作られている野菜で、季節が分かる。
『今は復活祭の前、冬の終わりです』とセリフがなくても、ちゃんとわかるんです。


こういうものを、書きたいなと思うのです。
そのためには、細部を正確に描写する必要があるなと、思うのです。


今日はこんな感じのヒスイ日記で(笑) この日記こそ、ワヤワヤですが(笑)
最後までありがとうございました。



細部の描写について、『どういうこっちゃ? ヒスイの書くことは、あいかわらず、ようわからんわ』とお思いでしょうから、
とても分かりやすい、せきぞうさまの記事をリンクさせていただきます(笑)
リアルに、性格に詳細を描くって、こういう事だと気づきました。

「自分の為の記事でしたが
ヒスイさんの役に立てたら
とてもうれしい(^ー^)」せきぞうさま

……ありがたい。noteって、こういう場所ですね。
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