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MaxonはZBrushをLinuxに対応させるのか?

ZBrushがMaxonに買収されてから唯一私が関心があるテーマ。それが今回の表題です。(タイトル画像は私がLinux上でZBrushを動かしてる様子です)

私はZBrushをLinuxで動かすことに、日本一・・・いや、世界一情熱をかけてきたと自負しています。他にここまでやっている人を見聞きしていないので。少なくとも、おそらく日本では私しかやっていなかったと思います。(ZBrushCentralで見ても世界でも数人?)

実際にLutrisを使ってZBrushをバージョン2021.5から最新版2022.0.5まで動かしてきた事実と実績があります。

「ZBrushのパフォーマンスは、Linux版リリースで大きく加速する」
「他のLinux版アプリとのパイプラインに入れる事でワークフローが進化する」

と思っています。何度も書いてますが、

「ZBrushは、Linuxで普通に動きます」

互換レイヤーWineを介しても高いパフォーマンスで動くので、Linuxのネイティブ版を出せばもっとパフォーマンス高いでしょう。ZBrushはもともとクロスプラットフォーム対応の開発環境Qtを使って開発されていると言われているので、Linux版対応は難しくないはずなのです。

Linux版対応でのメリットは、メモリ周りの優秀さです。ZBrushは高価なアプリですが、本当によく落ちるアプリでもあります。メモリ大食いアプリであり、メモリ関係のエラーが多く、大事なデータを飛ばした人も多いでしょう。(QuickSaveにSaveされなかった大事な変更点も沢山ある経験をしたはず)

OSの基本プロセスでCPUやメモリを大食いせず、メモリ管理周りが優秀なLinuxで使うと、メモリ大食いのZBrushでより多くのメモリを使えます。ZBrush自体が不安定なアプリなのでLinuxでも大きいデータを扱っていじっていたらエラーは発生しますが、バチンと落ちたりどうにもならなくなる前に結構粘ってくれて、我慢して処理を待てば回復したりします。Linuxネイティブ版ならもっとパフォーマンス高くなるポテンシャルを感じます。

実際、BlenderはWindows版よりLinux版が高パフォーマンスなのは事実として実証済みです。互換レイヤーWineを介しても同じハードウェア上で動かすWindows上と遜色ないパフォーマンスを出すZBrushにも同様の効果が起きる可能性は非常に高いでしょう。

Pixologic時代に何度もコメントを書いたり嘆願書も書きましたが、全く対応する気がなかったですね。正直、こんなにZBrushのポテンシャルを引き出せる可能性のあるOSに対応しないなんて、Pixologicってバカなのかなと思ったりしました。(このくらい過激に書かないと刺さらないから書いてますがたぶん刺さらないでしょう)

Mac版なんて、未だにフルスクリーンモード状態でZColorが使えませんからね。Pixologicにフィードバックは何回かしましたが、直す気もないようなので、ちゃんと検証しているのかな?と思ったりします。ZColorはMac版よりWindows版ZBrushをLinuxで動かす方が使い勝手良いです。

そんなこんなで、Pixologicには正直、がっかりしていた点も沢山あったので、Maxon買収でその辺が改善されるといいなと期待しています。Maxonは、多くのアプリをLinux対応させているメーカーです。Maxon OneにもZBrushの名前がリストアップされている事から、今後Linux対応する可能性が少しでもあるのでは?と(あまり過度な期待はせずに)期待しています。



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