HHKB Studioが東プレ軸ではなくメカニカル軸を選んだ理由
前回の記事(↓)の続き。
開発者からのこのコメントがまさに聞きたかった事なので、引用。↓
世界的にみればメカニカルの進化と多様化は時代のニーズ。それに、元々HHKBは初代はメンブレン。最初から東プレ軸・静電容量無接点が売りだったわけではない。
伝統の東プレ軸と近年ブームのメカニカルスイッチを同じ土俵に載せて徹底検討し、最終的にメカニカルに落ち着いた・・この辺の客観性と柔軟性、世界戦略を見据えた広い視野は素晴らしいと思います。
本家本元の和田先生がそう仰っている。私がLaunchキーボードでやっている事も、背景哲学がHHKBというのはまさにこの事なのです。いやほんと、「我が意を得たり」、とはこの事。嬉しい。
HHKB Studioのメカニカルスイッチはカスタムのようで、別売りもされている。バラ売りしか見つからないのが残念ですが・・・お値段みるとちょっと高いですね。できればスイッチを購入してLaunchキーボードに搭載して試してみたい。こういうことが出来るのもメカニカルスイッチの良いところ。
PFUの判断、正解だと思ってます。私は東プレ軸を選ばなかった選択を強く強く、支持します。
追記(2023/10/28)
Youtubeに続々とレビュー動画が出てますね。従来モデルとの打鍵音の比較動画(↓)
私にはHHKB Studioの打鍵音のほうがはるかに上質に感じます。
実際に、Kailhのリニアタイプピンク軸を使用しているので分かるのですが、HHKB Pro2やリアルフォースよりも遥かに静かでスコスコ感と軸の安定感がありますから、打ち心地は東プレ軸よりメカニカルスイッチのほうが気持ちいいです。
正直、みんな、「東プレ軸」「静電容量無接点」に神話を感じすぎ、夢をみすぎ、持ち上げすぎ、ですよ。
静電容量無接点は確かに接点がないので耐久性は高いです。でも、ラバーとバネが打鍵感を支えているので、10年も使えばかなり劣化しますよ。いや、これは私が実際打ちまくって叩き込んできたから、はっきり言えます。
「当初の打鍵感・打鍵音は100%、劣化します」(キッパリ)。
で、当然、衰えたラバーやバネはもとには戻りません。
メカニカルスイッチは、壊れたり劣化したら、ホットスワップなので交換すればまた元通り。どっちが良いかは明確です。
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