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Launchキーボード(14):究極のキーボードを求めて(Kailh BOX静音Pink軸)

前回(↓)の続き。

究極のLaunchキーボード、ついに完成。

結論から言います。

ついに、理想のキーボードが完成しました。

Kailh BOX静音ピンク軸、「最高」です。

打った瞬間、

「なんだこれは」

と思いました。もちろん、いい意味で、です。

メカニカルの常識を覆す静かさ
・この上なく上品な打鍵感
・ボックスタイプのブレないストローク
・シリコンゴムの感触がない優しい底打ち感


新品状態の(あえてこう書くのは東プレ軸はラバードームの経年劣化により打鍵感が著しく劣化するから)HHKBやリアルフォースの打鍵感に凄く似ています。しかし、その2つよりもはるか上を行く極上の気持ちよさです。

静電容量無接点東プレ軸=最高級神話をついに完全に過去のものにした

と言いきります。過言ではないです。
軽く打った瞬間、

「あ、、、もうこれ以外のスイッチ使う気になれないかも。」

と思いました。

とにかく静か。そして小気味よい打ち心地。例えて言うなら、静電容量無接点が「スコスコ」なら、こちらは「サクサク」という感じです。

このサクサク感はおそらくまだルブを施していないからだと思います。ルブすると更になめらかになる可能性があります。が、デフォルトでもこれはこれでいい感じなので、ルブするかどうかは暫く使ってみてから考えたいと思います。

「シリコンゴムの感触がない優しい底打ち感」というのも大きなポイントです。静電容量無接点も、静音リングを使ったメカニカルの静音カスタマイズもどちらもシリコンゴムを使った方法。タクタイル感も底打ちする時も微妙なゴムの感触が避けられません。

好みにもよりますが、私はこのゴムの感触が好きじゃないのですね。長年ギターをやっていることもあり、指先の感覚にはとても神経質です。でも私は、自分の持っているこの「微妙な触感の違いにこだわる感覚」をとても大事にしています。

キーボードはある意味「思考を奏でる楽器」と思っています。ギターのように指先の感覚とニュアンスは大事です。思考を邪魔する不協和音はご法度。集中して打っている時に不協和音や不協和感が混ざると、どうしても気になってしまうわけです。使い込んだスペースバーのスタビライザーによくあるガチャッとした音や感覚も嫌いです。それらはゾーンに入るには「ちょっと興ざめする不協和感」です。このKailh BOX静音ピンク軸は、それら「興ざめする不協和音・不協和感」が限りなく少ない。

普通キーボードのキーは同じスイッチであっても配置の位置やキーの大小、スタビライザーの有無によって音が微妙に違います。その点でもこの静音ピンク軸はどのキーを押しても音に整合性があり、静かでいてなおかつシャープ。

素晴らしい。

値段は他のボックス軸よりやや高めですが、お値段に相応な価値があると思います。

まとめ

「自分は恐らくキーボードにこういう物を求めていたんだろう」、という探しものをようやく見つけた感じです。小気味よい打鍵感と思考を邪魔しない静けさという相反する要素を併せ持つスイッチ。

ギター選びの際には「このギターに呼ばれるように選ばれる」感があります。この静音ピンク軸も最初に見たときからとても気になっていて「呼ばれていた感」がありました。最初からそれに答えれば良いのですけどね。でもちょっと値段が高い。人間なので、ケチな面や目移りする浮気心もあって「いやいや・・」と眼の前の安いものに流れてしまう。
でも結局、ちょっと背伸びして手に入れるものが正解、というのはギター選びによく似ていると思います。

「これ以上に最高」と謳われるスイッチが登場するまでは、このKailh BOX ピンク軸をメインスイッチにして使い込んでみようと思います。

ではまた。

関連参考資料

この動画↓では「神スイッチ」と評価されています。私も同意です。


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