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上手なお世辞の使い方

以前の記事で人に好きになってもらうためには類似性とお世辞が大事だと書きました。

類似性を高めるには共通点を探してそれを強調したり、自分にとって好ましい相手の特性を真似したりと言う方法があります。

一方お世辞の方は「口先だけの褒め言葉」と言う意味なので、どうも実践するのに抵抗がありました。

お‐せじ【御世辞】
〘名〙 (「お」は接頭語) 口先だけの褒め言葉。あいそのよい言葉やしぐさ。御追従。
精選版 日本国語大辞典

お世辞じゃなくて、純粋な褒め言葉である「賛辞」の方が正直で良さそうな気がします。

さん‐じ【賛辞・讚辞】
〘名〙 賛美することば。ほめことば。賛詞。賛語。
精選版 日本国語大辞典

でも、本当に思ってることよりも、心にもない事の方がすらすら言えると言う経験をした事はありませんか?

私には良くあります。

自分の感情をさらけ出すのってなんとなく難しいんですよね。

でも、小説家も架空の人物や出来事による物語だからこそ自分のリアルな感情を表現できるそうなので、変に頑張ってさらけ出す努力をするよりも、そういうもんなんだと割り切ってどんどんお世辞を言ったほうが良いのかも知れません。

頑張ってお世辞を言っている時点でこちらが好意を持っている事は伝わるでしょうから。

自分の本当の気持ちを正確に表現する事より、相手にどんな影響を与えるかの方がはるかに重要だということです。