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面会制限、解除
面会制限、解除
先週末、10月5日より入院患者の家族に限り面会制限を解除する方針の伝達があった。
その内容としては、
受付で体温測定・マスク着用確認・フェイスシールドの装着後に1家族2人まで、最長15分に限った面会許可だ。
ベテラン看護師の訴え
本日、ベテラン看護師がカンファレンスにて苛立った様子で声を上げた。
「患者家族が15分の面会を越えて、30分近く居座っている。私が病棟の規則を守って欲しいと伝えると、不機嫌そうにあいさつもせず出ていった。家族へ面会時間15分の認識が甘いのではないのか。」
そもそも面会時間15分はなぜか
濃厚接触者の定義を見ると
「発症の2日前から」「1メートル以内」「マスクなしで15分以上接触」
とあることから、例え患者及びその家族が例え発熱等の症状がなくとも、ウィルスに感染している可能性は0ではないため、15分以内の面会で濃厚接触を予防することが目的。
つまるところ、病院に入院する患者および面会に来る家族をウィルスから守るためだ。
とうの家族の立場は
約半年以上の面会制限解除、嬉しさや懐かしさなどの感動からつい話しこんだり、制限が解除されたことだけが頭に残り、15分の制限はあまり頭に残っていないのだと思う。なんとなく、その嬉しさや懐かしさの気持ちは分かる気がするのだ。
課題は2つ。
1つは、タイムキーパーとしての役割を誰が、どのように行うのか明確化されていないこと。
→これはステーション前にきた家族を通したスタッフが、マスク・フェイスシールド・アルコール消毒の確認後に15分後の時間を書いた紙を渡し、その時間を守るように伝えることが決定事項となる。
もう1つ私が問題提起したことが、
患者家族の認識部分に働きかける声かけだ。
→家族としては会ってたくさん話したいし、患者の状況を知りたい。だが病棟側としては濃厚接触を防ぎたい。別々の主張があるにも関わらず、「病棟のルールだから」「規則だから」では家族が納得できないのも無理はない。
あくまで患者さんとあなた方家族を守るため。
ということを伝えなければならない。なので、各病室前に「患者さんと面会者様の感染予防のため、規則を守って欲しい」旨をデカデカと書いて掲示することとなった。
変化には問題がつきもの。問題を話し合える環境と説明する際は目的を伝えることが大事だと改めて感じた日だった。
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